日々の空

気の向くままに写真を撮り、思いつくまま文章を綴った日々の泡の記録。

春木麻衣子「photographs, whatever they are」、THE・JPADS・PHOTOGRAPHY SHOW 2011

1223現代絵画で行われている春木麻衣子「photographs, whatever they are」へ。

春木麻衣子さんは、もう随分前(出版年を調べると2005年だから2005年~2006年あたりだろうか)に、外苑前のShelfという写真集専門店で「●○」という写真集を見たのがきっかけで好きになった作家だ。
極端に露出を切り詰めた写真は、よくよく見ると何かが写っているが、眼を凝らさないと暗部にかすかに残るディテールには気づけない。
当時写真集は確か700冊限定だったと思うが、直感的にすぐになくなりそうな気がして、なおかつ後々後悔しそうな気がしたので購入した。
装丁もよく、お気に入りの写真集だ。
その後、太宰府を撮った作品を発表され、随分とんがった姿勢をつらぬかれていることに安心したが、その後どういう方向に行くのか気になっていた。

今日見たのはこの写真集出版以降の作品。
写真集出版以降、TOKYO PHOTOでも作品を見ているが、まとまった量で、しかも大きな作品を見るのは初めて。
特に、その後の方向の中で「そう来たか」と思わせてもらえたのが、露出を極端にオーバーにした作品。
今回の展示の中でも、オーバーにした作品の方が好みだった。
というのも、長時間見ていると徐々にディテールが”見えて”来るのだ。
この感覚は、直島で体験したジェームズ・タレルの「南寺」と似ている。
こういう「ただ眺め、考える」だけで過ぎる時間が大好きだ。
そういう時間へと誘導してくれる作品、ということだけでも一見の価値がある。

これから先もやはりまだまだ注目していたい作家だと思う。

その後、THE・JPADS・PHOTOGRAPHY SHOW 2011へ。
写真のギャラリーが集まって写真を販売しようという試み。
アンセル・アダムスやエドワード・ウエストン、リー・フリードランダー等の作品を見られたことが収穫。
その他、気になる作家や、これまで知らなかったけれども好きだと思える作家の作品も展示されていた。
特に三好耕三氏のアロエ、高橋 和海氏の海の作品に惹かれた。
しかし何度か書いているように、やはりこういう「お祭り」の時にはもし「所有したい」という意欲が少しでもわいたとしても、購入にはつながらないように思う。
しっかりと作家の個性を知り、その作家の全体像や思想も知った上で買いたいと思うからだ。
とはいえ、これまであまり作品を見たことがなかった作家の作品を見られる良い機会であることも事実。
今回気になった人の今後に注目していきたい。

11022701.jpg
  1. 2011/02/27(日) 22:07:35|
  2. Leica X1
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