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日々の空

気の向くままに写真を撮り、思いつくまま文章を綴った日々の泡の記録。

原美術館にて「ウィリアム・エグルストン:パリー京都」

原美術館にて、「ウィリアム・エグルストン:パリー京都」を見る。

ウィリアム・エグルストンには強い思い入れがある。
まだ写真を撮り始めたばかりの頃、古本屋でずいぶん悩んだ末買った写真集のうち一冊が彼のものだったからだ。
当時は写真家の知名度や歴史的な位置づけなど何も知らない頃で、だからそういう予備知識なしで選択した結果というのは、純粋に自分の感覚的な好き嫌いを反映していると思えるからだ。

ただ、エグルストンの何に惹かれたのか、実は未だに分析できずにいる。
だからこそその後も彼の写真集を購入してしまうのかもしれない。

ちなみにその当時何の予備知識もなく購入した写真集は、他にブレッソンやラルティーグなど。
カラーでしか写真を撮ったことがなかったのに、エグルストン以外はモノクロばかり。
しかし今から思えば超有名どころを選択していることを考えると、やはり彼らの写真には人を引きつける何かが秘められているのだろう。

10061301.jpg

今回の個展は日本で行われる初の個展とのことで、そのこと自体とても意外なのだけれど、貴重な機会なので行かない訳にはいかない。
原美術館も初めてだったので楽しみにしていた。

エグルストンというとどうしてもカラーに目が行ってしまうし、そういう見方にとらわれてしまいがちだ。
しかし今回の展示を見ていてすごく感じたのは、写真の中の情報の少なさだ。
モノクロよりも情報量が多いはずのカラー写真なのに、だ。
古い写真(1970年代のプリント)の粒子感や解像度が荒いのは、レンズやフィルム感剤の影響もあるだろうが、2000年代に撮られた写真でも同じ雰囲気が漂っている。
解像感だけではなく、フレーミング等も大きな影響を与えているのだけれど、なんとなくどこを見れば良いかぱっとわからないと感じてしまうところに、彼の写真の魅力があるように思えてならない。

京都のシリーズでは、プリントが大きい写真に特に惹かれた。
最初からこの大きさでプリントすることを想定した写真ではないかと思えるぐらい、大きさそのものが重要な意味を持っているように感じられたからだ。

原美術館は初めて訪れたが、建物自体も面白いし、常設の展示もところどころに見られて飽きない。
とても良い展示を見られたと大満足の一日だった。

10061302.jpg
  1. 2010/06/13(日) 22:39:18|
  2. Leica X1
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