日々の空

気の向くままに写真を撮り、思いつくまま文章を綴った日々の泡の記録。

神さまの森、郊外の林

今森光彦写真展「神さまの森、伊勢 日本の聖域・神宮の杜」へ。
伊勢神宮に使われる檜を育てるための森を、2年に渡って今森さんが撮影したもの。
説明を読みながら見るととても奥行きの広い写真に見えてくる。
展示も、周辺に森そのもであったり植物や動物であったりが展示してあり、中に入っていくほど人の手の介在が現れてくるというように、よく考えられていると思った。

森のことを考える人たちは、100年単位で物事を見ている。
日本庭園の設計が十年~数十年先を見越したものであることと共通する奥深さを感じる。

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先日大阪に帰った際、十年来の友人とドライブで少し山の方に入っていった。
車で入れる範囲なのでそれほど奥深い山ではなく、”郊外の林”もしくは”山の入り口”といった程度の場所。
それでも車から降りると懐かしい匂いに包まれた。

道沿いに顔を出す植物に当たる光がとても綺麗で、モノクロ的な光景だと思った。
数年前にも同じように河内長野の奥の方へドライブして、棚田のあぜ道を一緒に歩いたことを思い出した。
その時はカラーで、まだモノクロでどういう場面を撮ると美しいのか、という自分自身の基準すらできていなかった。

いろんなことが変わったけれど、何年経っても何も変わっていないように会える友人がいるというのは、とてもありがたいことだ。
十年、二十年先のことを考えて付き合っているわけではないから、余計に貴重なのだと思う。

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大阪・和泉市
  1. 2008/08/31(日) 23:53:37|
  2. CONTAX T3
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四谷で中藤さんと有元さんの写真展

ニエプスで中藤さんの写真展を見た後、TPPGで有元さんの写真展
なんとも贅沢な一日。

中藤さんの写真は、特に遠景のものに惹かれる。
建物が写っていて、遠くまで要素が入っているような写真は、長い時間見てしまう。
粒子のざらっとした感じと写っているものとのバランスが、自分にとってちょうど良いということか。
固いものの輪郭がやわらかくなっていることも影響しているのかもしれない。


有元さんの写真は、いつものように安心して見ていられる。
被写体そのものが発する強い力がストレートに伝わる写真であったり、どういう状況だったのかどんどん思考が回り始める写真であったり。
有元さんのシリーズをずっと見続けているので、新宿という街を有元さんの写真を通して認識し始めている部分があることに気づく。
何度か見た場所や何度か登場した人が、記憶の中でつながり始めているからだ。

いつものように有元さんとお話させていただいて、ゆっくりとした時間を過ごした。
たわいもない話から真面目な話まで、写真を目の前にしてのこうした時間ほど貴重で贅沢な時間はない。

ギャラリーに長くいると、自然と長い時間写真を見る。
そのことで見えてくることがあったり、気づいていなかった部分に気づいたり。
写真との距離や、写真そのものの大きさも影響しているのだろう。

同じ写真を見ていてたくさんのことを発見できるというのは、とても贅沢なことだ。
作品そのものに力がなければ、こういう時間は成立しないのだから。


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大塚
  1. 2008/08/30(土) 23:59:01|
  2. ROLLEIFLEX 3.5F Planar
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Lily

以前はそれほど好きではなかったが、いつのまにか好きになっているものがある。
ユリの花もその一つだ。

なんとなく華やかで自分とは関係のない世界の花のような感覚を持っていたのだけれど、路地にすっと立って咲く姿を見ていると、飾らない素の美しさに触れたような気がしていつのまにか好きになっていた。
そんな風にして少しずつ好きなものが増えていく。

好みや価値観が”変わった”、というより”広くなった”という感覚の方が近い。
歳を重ねていくことは、素敵なことなんだと思う。

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護国寺
  1. 2008/08/29(金) 23:59:05|
  2. CONTAX T3
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透過光ネガ

透過光で見るフィルムが好きだ。
たくさんのトーンが入った6×6のネガは、見ていてとても気持ち良い。
プリントした時にどんな写真になるか、いつもわくわくする。
ネガで美しいと感じる基準が出来てくると、また一つ世界の見方が加わったように思えるから不思議だ。

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丸の内

久々に現像したフィルムを、久々にスキャンした。
スキャナの自動調整やトーンカーブはいじらず、いつも一定の値でスキャンすることにしている。
現像のレシピもいつも同じ。
だから撮影時の光の量の違いがよくわかる。
さらにレンズの違いもよくわかる。
別にレンズの研究をしているわけではないので細かい違いを確かめることは目的ではないけれど、どのレンズがどういう特徴を持った描写をするかを知っておくことは必要だと思う。
  1. 2008/08/28(木) 23:59:20|
  2. ROLLEIFLEX 3.5F Planar
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Kitakami

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岩手・北上
  1. 2008/08/27(水) 23:42:07|
  2. CONTAX i4R
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Lace

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岩手・北上
  1. 2008/08/26(火) 23:20:02|
  2. CONTAX i4R
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岩手

初めての東北、岩手。
日中の自由時間はほとんどないので楽しい旅ではないのだが、途中の新幹線の車窓で十分楽しめた。
小雨降る水田、飛び交う白鷺、川面の霞。
雨の田園風景というのはとても日本的だと思う。

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岩手

明日から有元さんの写真展なのに土曜日までいけないのが残念。
  1. 2008/08/25(月) 23:46:12|
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久々現像

たまっていたフィルムを久々に現像。
少し気温が下がったので温度調整が行いやすい。
いつもどおりのレシピでやっていると、ふと全く別のことを考えている時間があることに気づいた。
もうかなりの本数を処理したせいで、慣れてしまって気が緩んできたというこのなのかもしれない。
失敗するとしたらこういうタイミングなんだろう。

現像後のフィルムを見るのはいつも楽しい。
白と黒の間が滑らかに繋がっている感じが、とても美しいと感じる。
始めるまでは面倒だと思ってしまいがちだけど、終了後はまたやろうと思っている。
くせになる、というのはこういうことなんだろうな。

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青山
  1. 2008/08/24(日) 23:35:07|
  2. CONTAX T3
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戦争の映画、祖父と祖母のこと

「ラスト・ゲーム 最後の早慶戦」を見る。
野球の映画ではなく、戦争の映画だ。
出征前にどうしても早慶戦をやりたいと奮闘する先生や若者達の物語。
情熱が激しく、実現した喜びが大きければ大きいほど、その分よけいに悲しさが増してくる。
重たい映画だったけれど、見てよかった。


先日の帰省で母方の実家を訪れた際に、祖父やその兄、僕が見たこともない人(恐らく祖父の兄弟かその親か)に対する勲章授与の賞状が飾ってあったことを思い出していた。
ずっと小さい頃から飾ってあったらしいのだが、今年初めて気が付いた。

祖父の兄は戦争で亡くなって、日本には帰ってこなかった。
祖母は、帰ってこなかった兄と結婚していたのだけれど、死に別れたため帰ってきた弟の方と再婚した。
それが僕の祖父だ。

僕がそのことを知ったのは、祖母が亡くなる少し前のことだ。
祖母は亡くなる前に何度か、戦争で無くなったお兄さんのことを口にしていたそうだ。
戦没者としてお兄さんが祭られている靖国神社に、もう一度行きたい、とも。
既に祖父は亡くなっていたのだけれど、母を含めた姉弟は「祖父がかわいそうだけれど、祖母の気持ちもわかる」と言っていた。
母達姉弟はお盆になると、祖父のお墓参りだけでなく、祖父の兄の墓がある高野山にも毎年訪れている。

僕にとっての祖父は一人しかいないのだけれど、その話を知ってからは祖父やその兄、祖母の気持ちを考えると、戦争を他人事や遠い昔のことのようには思えなくなった。

勲章を授与された賞状なんかよりも、長く生きて、たくさん孫の顔を見られる方が幸せに決まっている。
映画の中で「兄さんの分まで」というセリフが出てくるたび、涙がこぼれた。

祖父が人一倍やさしく、僕をとてもかわいがってくれていた理由が、今ならよくわかる。


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大塚
  1. 2008/08/23(土) 23:59:26|
  2. CONTAX T2
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Monochrome Window

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三島
  1. 2008/08/23(土) 00:06:45|
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朝のはじまり

朝の訪れを感じられるように、カーテンを開けて寝た。
早朝5時半、予想より早く目が覚めた。
夜には気づかなかった遠くの山並みが見えた。
朝の光と静かな空気。
一日のはじまりにふさわしい風景。

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三島
  1. 2008/08/22(金) 23:50:55|
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三島モノクロ

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三島
  1. 2008/08/21(木) 23:42:30|
  2. CONTAX i4R
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三島とくもの巣

夜の移動で三島へ。
ホテルに到着後、周囲を歩く。
都会でもない、田舎でもない、まさに”旅先”の雰囲気。
少しうれしくなった。

場末の雰囲気が漂う飲み屋やスナックが連なる道を歩く。
黒板に書かれた小料理屋のメニューが何点か消されている。
新鮮な魚を使っているということだろう。
おいしい料理を出してくれそうな店が多い。

どこか懐かしい感覚を覚える原因を探ろうと、少し歩調を緩める。
するとすぐにその原因に気づいた。
くもの巣、だな。

街灯の近くや看板とビルの間など、いたるところにくもの巣が見える。
幼い頃から夏の街灯にはくもの巣が付き物だった。
旅先で見たオニグモの美しいくもの巣の記憶もある。
東京の夜の街を歩いていてもあまり気づかないせいもあって、くもの巣を見ると懐かしい感覚を覚えるようだ。
住んでいる人にとってはあまり好ましくないことなのかもしれないが、ふと訪れた人間にはありがたい風景。
くもの巣があるということは小さな虫がいて、それを食べるさらに大きな虫がいて、、、、
昆虫少年だった頃を思い出して心躍るのかもしれない。

しばらく歩いているうちに夜だけでなく昼間の表情も見てみたくなった。
今度またゆっくりと来ようと思う。

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三島
  1. 2008/08/20(水) 23:08:00|
  2. CONTAX i4R
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その先にある風景

曲がっている道を見ると、どんどんと歩いて行きたくなる。
その先にどんな風景が広がっているのかを見たくなるから。

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大阪・河内長野


日本庭園の園路が曲がっていることが多いのは、歩く人の目線で風景を立体的に捉え、デザインしているためだ。
曲がっている園路の先に灯篭があり、灯篭に引きつけられた目の反対側に大きな池がある、というような風景の連続は、典型的な作庭手法の一つ。
山道を歩いていても飽きないのも同じ理由なのだろうが、人工的に作り出したものかどうかの違いは大きい。
日本庭園には、日本人が感じる楽しさや美しさが凝縮されているように思う。
  1. 2008/08/19(火) 23:39:15|
  2. Ricoh GR1v
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待機中

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大塚
  1. 2008/08/18(月) 23:15:36|
  2. OLYMPUS E-410 ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm
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里山のことを考える日

今森光彦写真展「里山」へ。
単純に美しい。
ただしただの美しい風景写真、という見方はできない。
里山や琵琶湖水系での生き物たちとそこに住んでいる人たちとのかかわりが、今森さんの尽きることない好奇心と探究心によって捉えられ、さながらその研究成果の発表のようでもある。
美しい写真とその裏にある物語との関係は、里山とその風景を維持し続ける人たちの活動との関係そのものだ。

ギャラリートークにも参加。
今森さんが代表的な作品の前でその作品にまつわることや里山のこと、人間と自然とのかかわりについて話をしてくれる。
今森さんは以前にも書いたように、大学時代の研究とフィールドが近かったため、専門誌やシンポジウムでその存在を知った。
30年も前から琵琶湖のほとりでフィールドワークを行ないながら写真を撮られている。

展示されている写真は、近年撮られたものとは限らない。
既になくなってしまった風景もある。
なくなってしまった風景について話をされる時の残念そうな、寂しそうな表情がとても印象的だった。


日本人が感じる自然の原点は、里山にあると言っても過言ではない。
里山は人間の手が介在しないと存続し得ない風景だ。
その風景を本気で撮ろうと思ったら、その中に身を投じるしかない。
今森さんは自ら琵琶湖のほとりに土地を買い、雑木林の管理を続けながら写真を撮っている。
だからこそ撮れる写真があり、話せる物語がある。


いくつか印象的な話を。

・島の林
棚田の間に島のように残された林がある。
これは生物の生息空間として非常に重要で、多様性を維持するために完璧なバランスを保っている。
なぜこういう風に(島のように)林が残っているのか?開墾しようと思えば出来たはずなのに?
理由はそれぞれの島(小高い山の上の部分)に神様が祭られているから。
今でも密かに村の男の人だけで神事が行なわれている。
どうして神様が祭られているのかは不明だが、それこそが先人の知恵なのかもしれない。

・はさ木
稲刈りの後、稲を干すための支柱代わりに、クヌギの木を植えたものがはさ木。
台風の多い季節に稲を干すため、倒れないように実際に根のある木を植えた。
毎年2メートル前後で枝を切るため、独特の風景を生み出す。
同時に、樹液に集まる昆虫や渡り鳥の休息の場として重要な役割を果たしてきた。
しかしこの風景も急速になくなったものの一つ。
実際に写真に撮られたはさ木も、地主さんが切ってしまった。
地主さんに聞いても明確な理由はない。
農家の人には”何かに乗り遅れるのではないか”という焦りがあるように見える。
それはどこの農村に行っても同じだ。

・糧
里山の保全は「保護」とは違う。
そこに住み、里山や周囲の自然と関わりながら生きている人の生活を含めて守らないと、維持できない。
里山の保全には、自然に対する働きかけによって何らかの”糧”を得ることがとても重要である。

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山中渓

自分が生まれ育った街からはほとんど水田が消えてしまった。
今森さんが選んだフィールドほどにすばらしい環境が残っているとは言えないが、後世に伝えるために自分に何ができるか、そろそろ真剣に考えなければならない時期だと思う。
  1. 2008/08/17(日) 23:09:53|
  2. Ricoh GR1v
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田舎の喧騒と東京の静寂

跨線橋から見下ろす線路、山、そして空。
物心付いた頃からずっと同じ風景を見ている。

この風景が美しいと思えるようになったのは、この街を出てから。
当たり前のことだと思っているものには、人は美しいという感情を持ち難いのかもしれない。
一度日常から離れ、美しいと思えるものの価値基準を作り直した後に訪れてみると、何気ない光景が急に美しく立ち上がってくる。

東京までの帰路は、この駅からスタートする。
ゴールの東京駅では、周囲の風景を見る余裕が持てないほどの人。
その落差に唖然とする。

部屋に戻ると、雷雨の後、静寂。
田舎は静かだ、という固定概念を持つ人も多いが、夏~秋にかけてはとても騒々しい。
その季節に生まれ命を終えていく虫や蛙たちが、全身全霊で鳴いているからだ。
1週間もその音圧の中にいて慣れてしまうと、東京の夜の静寂は少し不気味なほどだ。
東京では、まだしばらく秋の訪れを感じられそうにない。

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大阪・山中渓
  1. 2008/08/16(土) 23:50:14|
  2. CONTAX i4R
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夏空

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大阪・阪和線、天王寺

大阪の空は、青く、雲が低いように感じる。
この1週間、連日のように現れる入道雲がとても綺麗だ。
入道雲が現れても必ずしも雨が降るとは限らない。
典型的な夏空。
あっという間に集中豪雨が降る最近の東京とは大きく違う。
  1. 2008/08/15(金) 22:41:05|
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光の通り道

この道はいつも太陽の光の通り道となる。

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大阪・天王寺
  1. 2008/08/15(金) 22:33:56|
  2. CONTAX i4R
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中崎町

中崎町。
大阪(梅田)から歩いて行ける距離の街なのだが、路地がたくさんあり迷路のようになっている。
その上猫もたくさんいてその猫がみんなあまり人を警戒しない。
良い街だな、と思う。

数年前からこのエリアに少しずつ演劇に関わる人が集まる場所ができたり、ギャラリーができたり、古い民家を改装したカフェができたりし始めた。
人が一人やっと通れる路地を抜けて、その先に落ち着いたカフェを見つけたときには、なんだか宝物を見つけたような気分になる。

数年ぶりに訪れてみると、以前からあったカフェなどはそのまま残っている。
それどころか新しいカフェやレストラン、ギャラリーが増えているように思う。
街自体は大きく変わっていないのに、少しずつ新陳代謝されているようで、とても安心する。
いつまでもこのままの時間の流れで残っていてほしい街だ。

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大阪・中崎町
  1. 2008/08/14(木) 23:59:35|
  2. CONTAX i4R
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夕焼けの各駅停車

大学時代の同期と会うために天王寺へ行くも、現地に着くと同時にキャンセルの連絡。
行くあてもなく歩き回った後、そのまま引き返すこととする。

学生時代のようにいつでも簡単に会える時間は減っていく。
みんなそれぞれの世界を築き、それぞれが精一杯に自分の時間を過ごしている。
家庭を持ったり子供を持ったり。
学生時代の気分でまだふらふらしているのは自分だけではないか、と少し寂しくなる。

帰りの電車は大阪を南下する形になり、夕暮れ時は西側の窓がずっと夕日に照らされる。
さながら夕焼け列車のようだ。
窓の外を見る人の顔がオレンジに染まり、何気ない風景に無常観が漂う。

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途中の駅で各駅停車に乗り換える。
乗り継ぎが悪く、何本も快速列車や特急列車に抜かれる。

まあいいや、急いで帰る理由もないのだから。
少しずつ沈み行く太陽を見るには、ちょうど良い時間だ。
どうやら自分には各駅停車の速度がちょうど良いらしい。

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実家の最寄り駅は山の中にある。
隣の駅を過ぎる頃にはまだ顔を出していた太陽も、駅を降りて歩く頃には山の向こうにその姿を隠す。
かすかに見える夕焼けと、はっきり浮かぶ月明かり。
風が冷たく、コオロギが鳴いている。
夜になると、もう秋が近づいてきていることを実感する。

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大阪・阪和線、山中渓
  1. 2008/08/13(水) 23:58:16|
  2. CONTAX i4R
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空が近い

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大阪・山中渓
  1. 2008/08/12(火) 23:53:25|
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車窓田園(2)

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 大阪
  1. 2008/08/12(火) 23:08:46|
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車窓田園(1)

飛行機ではなく新幹線で帰る理由は、ここにある。

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大阪
  1. 2008/08/11(月) 22:57:09|
  2. CONTAX i4R
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アクロス・ザ・ユニバース

「アクロス・ザ・ユニバース」を見る。
予告編を見たときから不思議な映画だなぁと思っていたが、見てみると思っていたよりはわかりやすかった。
とにかく映像が美しく、ビートルズの曲もうまく使われていて、終始引き込まれる楽しさがある。
Tim Walkerあたりの凝った演出の写真を思わせる映像がずっと続いて、音楽がその映像と対等に流れている。
こういう表現は映画にしかできない、と思わせる必然性がある。
スクリーンで見たのにDVDも欲しくなる映画というのは数少ないと思う。

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701
  1. 2008/08/10(日) 22:45:49|
  2. OLYMPUS E-410 ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm
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たくさん歌った日

久々にたくさん歌った日。
心地よい疲労感。
しっかりとお腹から声を出すことは、とても気持ちの良いことだ。
きっと人間は本能的に歌うことに喜びを感じる生き物なのだと思う。

日没とともに気温が下がる。
昨日と打って変わって過ごしやすい夜。
扇風機もいらないぐらいだ。
久々に扇風機を付けないで夜を過ごすと、夜がこんなに静かだったのか、と新鮮な気分。
扇風機によらない自然の風には、本当に贅沢なゆらぎが含まれている。
小学生くらいまでの夏の夜ってこんな感じだったよな、とふと懐かしくなる。

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  1. 2008/08/09(土) 23:35:47|
  2. CONTAX i4R
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縁起の良い日と京の空

少し飲みすぎたせいで眠りが浅い。
頭痛で夜中に何度か目が覚める。
地震でも目が覚める。
夢だったのか現実だったのかは定かではない。

ホテルで眠る時にも遮光カーテンは使わない。
光で一日のリズムを取る方が調子が良いためだ。

浅い眠りと夏の早い朝で目が覚めた。
時計はまだ5時代を指している。
窓の外を覗いてみると、見事な空。
やはり京都の空は地面と近い。
建物が低いと雲が近づいてくれるのか、などと全く根拠のない推論。
無理矢理に窓を開けて写真を撮る。


タクシーで目的地へ。
運転手さんの話す言葉が美しい京都弁。
昨日の夕食を食べた店を思い出す。
久々に”正しい”食べ物を食べた気分だった。
食材の味がしっかりと生きている料理を外で食べることが、だんだんと難しくなってきている。

「今日は中国ではほんまに縁起のええ日やそうです。」
と運転手さん。
中国に限らず日本でもきっと縁起の良い日なのだろう、とこれまた全く根拠のない推論。

頭痛は少しましになった。
朝一で見た空を思い出し、清々しい気分になる。

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京都
  1. 2008/08/08(金) 23:50:45|
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再びの京の空

京都に来ると、好きな空に出逢える。
気のせいかもしれないが、そう思えるのは大事なことだ。

東京に住む時間が長くなればなるほど、京都が少しずつ非日常の街になっていくけれど、空を見るといつも懐かしいと感じる。
東京の高い空と大阪や京都の低い空は、つながっているのに別物だ。

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京都
  1. 2008/08/07(木) 23:47:46|
  2. CONTAX i4R
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On the Street

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青山

日本版のGoogle MapsにもStreet Viewが実装された。
東京に関してはかなり細かい道まで3Dでその様子を見ることができる。
初めて行く土地や1度行ったけれど記憶があやふやな土地などでは、歩く目線でシミュレートできるメリットは大きい。

最初に所属した会社が地図を作る会社だったことから、Google Mapsの趨勢は常に気になっていたが、ついにここまで来たか、という感覚が強い。
普通の会社ではなかなか思いついても実行できないことだろうと思う。

地図はバーチャルな世界とリアルな世界をつなげるメディアだ。
そのつながりがいっそう強くなれば、リアルな世界からバーチャルの世界への傾倒はさらに加速するだろう。
良いことなのか悪いことなのかはわからないけれど。


これまでに東京で歩いた路地が見られるかを試してみた。
見られる路地もあったが、ほとんどは画像が用意されていない。
三ノ輪などの細い路地も、全くストリートビューで見ることができない。
理由は単純、僕が好んで歩くような路地は、細すぎて車で入れないからだ。
ストリートビューの画像は、車で走行しながらスキャンすることによって取得されている。
車の入り込めない路地は(今のところ)見ることができない。

予想はしていたのだがほっとした。
聖域が守られているような気になったからだ。
簡単に手に入れられるものやどこにでもあるものは、ことごとくその本来の魅力や価値が忘れ去られ、荒廃していく運命にある。
三ノ輪の路地のような聖域は、こういう流れに乗らず、ひっそりとその価値を失わずに存在し続けて欲しいと願う。
  1. 2008/08/06(水) 23:10:40|
  2. OLYMPUS E-420 ZUIKO DIGITAL 25mm
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701
  1. 2008/08/05(火) 21:51:56|
  2. OLYMPUS E-410 ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm
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プロフィール

Swing75

Author:Swing75
写真と音楽と植物をこよなく愛する東京在住の大阪人です。
※当サイトはリンクフリーです。ご自由にどうぞ。
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