日々の空

気の向くままに写真を撮り、思いつくまま文章を綴った日々の泡の記録。

黄昏センチメンタル

黄昏の光はなぜかセンチメンタルだ。
早く家に帰らなければ、と思ってしまう。
暖かい家庭に育ったおかげだろうか。

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池袋、大塚
  1. 2007/10/31(水) 23:35:28|
  2. OLYMPUS E-410 ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm
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世界は美しい

数年前の写真を見ても、やはり冬のを追いかけている。
少しオレンジがかったクリアな、はっきりとした影。
都市部の多様な空間構造と暖かいが作り出す複雑な景が、視神経に新鮮な刺激を与えてくれるからだろうか。
それともただただ単純に「世界は美しい」と思える瞬間だからだろうか。

撮っている時はそんなことは考えずに反応するように撮っているのだけれど、自分がなぜその景に反応するのかを分析することは、自分の作品を考える上で重要なステップだと思う。

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新宿、池袋
  1. 2007/10/30(火) 22:01:15|
  2. OLYMPUS E-410 ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm
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太陽の傾き、光の感覚

昨日のように空気の澄んだ日にを歩くと、美しい色ばかりを追いかけてしまう。
空の青、反射した、オレンジに染められたビル。
何の変哲もない景がドラマチックに輝く瞬間が好きだ。
平凡な毎日に色を添えるドラマのようなもの、なのかもしれない。

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新宿、池袋、大塚

写真は見たまま写ると思っている人も多いけれど、実際には人間の目のラチチュード(明るいところから暗いところまで見える幅)の半分程度しか写せない。
どの明るさの部分をしっかり捉えたいか、それを選択するのが個性だと思う。
だからが強くコントラストが強い日の露出設定は非常に気を遣う。
カメラ任せにして”自分のあずかり知らぬ”ところで自動的に調整されるのが気持ち悪いのだ。

感度分の16を基準にして、時間の経過とともに傾く太陽に合わせて少しずつ明るくしていく。
そういう撮り方をしていると、日の傾きと降り注ぐの量を計測しながら歩いているような感覚に襲われる。
日時計を発明した人の気持ちが少しだけわかるような、そんな感覚。
太古の人々の方が、自分の住んでいるや世界をもっと大きなスケールで捉えていたのではないだろうか。
文明の発達と共に想像力や人間の本来持っている感覚は鈍っていく。
に敏感になることで、少しは本来持っている感覚を思い出せているのだろうか。
  1. 2007/10/29(月) 21:21:42|
  2. OLYMPUS E-410 ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm
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早朝の月、黄昏の斜光、夕暮の空

コニカミノルタを出てから少し寄り道をして、早めに帰途に着く。
池袋から一駅歩く。
午後3時の光は完全に冬の光になっていた。
斜光は街をドラマチックに演出する。
やはり冬の黄昏光が好きだ。
(この写真は後日。)

部屋に着き、ベランダに出る。
気が澄んでいるため赤みはさほど強くないものの、昼と夜の間の色は魅力的だ。

早朝の月、黄昏の斜光、夕暮の
贅沢な一日だった。

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  1. 2007/10/28(日) 21:51:11|
  2. OLYMPUS E-410 ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm
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コニカミノルタプラザにて「竹下太郎写真展 望郷」を見る

コニカミノルタへ「竹下太郎写真展 望郷」を見に行く。
http://konicaminolta.jp/plaza/schedule/2007october/gallery_b_071023.html
竹下君は2Bでは先輩、人生においては後輩。
弱冠二十歳の学生だが、浮ついたところのない写真に好感が持てる。

全体的にトーンが綺麗で、モノクロの写真として美しいと思った。
暗い写真のトーンが独特で、何度も見ているうちに視線の先が思考へと向かう。
モノクロで写真を撮るということは、情報を落とすこと。
情報を落とすことこそが表現だ、とは鬼海さんの言葉。
そう考えると暗い中に像がぎりぎり浮かんでいる写真に惹かれる理由がなんとなくわかる。

日曜の午後ということもあって盛況だったが、ゆっくり話ができた。
キャプションに”生まれ育った東京に「故郷」を感じない”とあり、そのことについて話した。
彼が生まれ育ったのは、僕がよく写真を撮り歩くだ。
異国の地に故郷を感じる彼と、(形式上)彼の故郷であるはずの土地に親近感を覚える僕。
不思議なものだな、と思う。

僕自身は自分の生まれ育った環境を「故郷」として強く意識している。
それは家を出て一人暮らしを始め、神戸に移り、東京へと少しずつ遠く離れてきたからかもしれない。
故郷というのは、一度離れてみないと認識できないものなのだろうか?
だとしたら、今後彼がどこか別の場所に住み、ふと生まれ育った東京のを「故郷」と思える日が来るのだろうか?
5年後、10年後の同じシリーズの写真には、きっと写真的美しさ以上の何かが詰まっていることだろう。
今後の活躍に期待したい。

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四谷
  1. 2007/10/28(日) 21:31:09|
  2. ROLLEIFLEX 3.5F Planar
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夜明け前の月

台風一過のは青く澄むだろう、そう思って眠りについたら早朝に目が覚めた。
ひんやりと寒い。

ベランダに出てみると、月が浮かんでいた。
まだ夜の暗さの残る中、白く輝きながら浮かんでいた。

夢なのか現実なのか区別が付かないほどに美しい世界。
写真を撮っていなかったら夢だと思ったかもしれない。

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701
  1. 2007/10/28(日) 12:14:34|
  2. OLYMPUS E-410 ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm
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DVD

ほとんど一日中部屋の中で過ごした日。
こういう日は珍しい。

随分前に買っていた映画のDVDを見た。
外の雨音と効果音の雨音が重なって妙にリアリティのある時間を過ごした。

最近買ったCDの初回特典で付いていたDVDを見た。
前に見たことのあるPVだったが、不覚にもまた涙してしまった。

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渋谷
  1. 2007/10/27(土) 20:14:09|
  2. Nikon FM3A Planar 50mm ZF
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Night Walk

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  1. 2007/10/27(土) 15:04:56|
  2. Night Walk
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雨音

雨か霧かわからない天気。
今日はすかっと晴れてほしかったなぁ、と思いながらも、霧の中に遠く浮かぶビルを美しいと思い、E-410で数枚写真を撮る。
一日の始まり。
少しこの先の生き方が変わるかもしれない大切な日。

夜、霧は雨に変わった。
精神的プレッシャーから開放され、久しぶりにタクシーで帰宅。
東京駅から護国寺まで、案外近いことに気づく。

東京に来て、大阪にいた頃よりも人脈の大切さを痛感するようになった。
良い意味でも悪い意味でも大阪は一地方都市のコミュニティ的な部分があったのだろう。
東京で出会う人は、出身もバックグラウンドも様々だ。
そのことがかえってその人の持つ本質的な魅力に目を向かわせることになる。

東京のを歩いていると、ほんとにたくさんの人がその瞬間を一生懸命生きているんだなぁ、と思うことがある。
その中のごくごく一部の人と、偶然何かのきっかけで親しくなり、人生が変わることがある。
その不思議を思うと、ただただ感動を覚える。


張り詰めていたものが少しだけ緩み、雨音が心地よく心に響く。
夜の雨、嫌いじゃないな。

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  1. 2007/10/26(金) 23:59:26|
  2. Zeiss Ikon Biogon 35mm ZM
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主を待つ

早く持ち主が現れるといいな。

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四谷
  1. 2007/10/25(木) 21:36:53|
  2. ROLLEIFLEX 3.5F Planar
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淡々と流れる

帰り道、ふと見上げると月が眩しい。
気温が低いせいだろう。
心地よい季節はあっという間に過ぎ去っていく。
陽射しの恋しい季節は、もう目の前だ。

去年の今頃どんな写真を撮っていたのか、ふと気になって調べてみた。
ちょうど大正湯が取り壊された直後で、毎日のように瓦礫の山を撮っていた時期だ。

1年経って、跡地の駐車場にも見慣れてきた。
そこにみんなが集う憩いの空間があったことを、どれだけの人が覚えているのだろうか?
ふと不安に思うことがある。

ここ数ヶ月で、周囲の古い家の建て替えが急激に進んでいるように思う。
戦前から残る路地が点在するこの街も、10年後の姿は激変しているかもしれない。

写真はその時の記憶を鮮明に浮かび上がらせるが、現実の世界は淡々と流れていく。
寂しい気もするが、それはきっといいことなのだろう。
今はそう信じたい気分だ。

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大塚・大正湯跡地
  1. 2007/10/24(水) 21:33:31|
  2. Nikon F4 28mm-85mm
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Night Walk

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  1. 2007/10/24(水) 20:46:54|
  2. Night Walk
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壊れたものに惹かれるのは

全てが永遠に続くわけではない。
頭ではわかっていても、このまま続くように思ってしまう。

壊れたものに惹かれるのは、そんな心に警鐘が鳴らされるからだろうか。
今壊れずにある全てのものを、愛しく感じられるからだろうか。

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南池袋
  1. 2007/10/23(火) 23:16:10|
  2. CONTAX G2 Planar 35mm
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Night Walk

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このシリーズの撮影で使用したカメラとレンズは下記の通り。
Zeiss Ikon
 Biogon 35mm ZM F2
 Planar 50mm ZM F2.0
CONTAX G2
 Biogon 21mm F2.8
 Planar 45mm F2.0
Leica iiif
 Elmar 50mm F2.8
 Elmar 50mm F3.5
Nikon FM3A
 Planar 50mm ZF F1.4
Olympus OM-1
 Zuiko 50mm F1.4
Rolleiflex 3.5F
 Planar 75mm F3.5

なぜこんなにたくさんのレンズを使ったかと言うと、先日のエントリーにも書いたようにレンズの特性を確かめたかったからだ。
最初は気にならなかった内面反射によるものと思われるゴーストも、一度気づいてしまうとできれば発生しないレンズで撮りたいと思うようになった。
画面端のフレアも、できればあまり出ないレンズで撮りたい。

Zeiss Ikonから始まったレンズ探しの旅は、結局どのレンズでも同じような傾向が見られたため、最終的にまたZeiss Ikonに行き着くことになる。

プラナータイプのレンズは絞り値に関係なく、点光源のゴーストが画面中心を基準とした点対称の位置に現れる。
この現象は上記のどのレンズにも現れたが、特に顕著だったのはG2のPlanar 45mm。
解像度やボケに関して最も優秀だと思っていたレンズが、一番激しくゴーストが現れる結果となった。
(その前にG2は暗闇ではAFがなかなか合わない、という問題もあったのだが。)
逆に最も現象が現れにくかったのが、ニコンマウントのPlnaar 50mm ZF。
口径の大きさのおかげか、設計が新しいからなのかは不明だが、他のレンズに比べると極端に発生率が低かった。
普段レンズの欠点など欠点と思わずに使用しているのだが、の黒の中に入る白いゴーストは、埃のように見えてしまうためかなり気を遣った。

ビオゴンタイプのレンズは点光源が画面端にあると、鳥の羽のようなフレアが発生する。
そのことに気づいてから、渡部さとる師匠に話をしたら、ハッセルSWC用のビオゴンでも同じ現象が現れるとのことだった。
ただこの現象に関しては、点対象に現れるゴーストほど気にならなかったため、あまり検証していない。
傾向がわかってからは画面端に点光源が入る場合に少し気を遣って構図を決めるようにしていた。


結局友人を撮った日に使用したのはZeiss IkonにBiogon 35mm ZM F2.0とPlanar 50mm ZM F2.0。
を撮る時はBiogonを主に使用した。
友人を撮る時はPlanarを主に使用した。
Planarの使用は点光源のゴーストが出る危険性はあったが、どうしてもPlanarのあのボケで撮りたかったのだ。

どのレンズでも撮る写真によっては大差ない場合もあるのだろうが、のように条件が悪い場合、レンズ選びも作品作りの重要なステップなのだと思う。
  1. 2007/10/23(火) 23:02:52|
  2. Night Walk
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写真展で本との出会い

「アメリカの現代写真という本を読んでいる。
60年代から80年代にかけての写真家を通じて、アメリカの写真を紐解こうとする試論だ。
書かれたのが86年だから、デジタルの話もWebの話も出てこない。
しかしフランク、クラインからコンテンポラリー・フォトグラファー、コンセプチュアルアートとの境界、ニューカラーまで網羅されていて、非常におもしろい。

この本は、グループ展を見に来てくれた友人の旦那さんがくれたものだ。
僕の写真を見て「是非読んでもらいたい!」とすぐに送ってくれた。
とてもありがたいことだ。

写真を展示することで、人との出会いだけでなく、本との出会いもあったというわけだ。

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  1. 2007/10/22(月) 22:48:13|
  2. OLYMPUS E-410 ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm
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Night Walk

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  1. 2007/10/22(月) 21:49:34|
  2. Night Walk
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写真集の値段と仮想空間の経済

写真集は気になった時が買い時だ。
相当有名な人の写真集でなければ、再版される可能性は低い。
後で買おうと思ってもなかなか見つけられない。
見つかったと思ったらプレミアがついてしまっていることが多い。

ただ、その時は気になった程度で買わないと判断したのに、後から気になる写真集というのがある。
Amazonで調べてみると、既にプレミアが付いている。
Web上で古本を探してもなかなか見つからない。
そうなると俄然気になり始める。

ということで昨日今日と数件書店を探し回ったところ、あまり有名ではない店舗にて2冊発見。
ついでにその作家のほかの作品も発見。
価格は1万円ちょっと。
いずれもAmazonでは3万円台後半~4万円台後半の値段が付いている。

Web上で見つからないものをで探すことは難しい。
地方都市に住んでいたなら、今回のようにすぐには見つからなかっただろう。
もしでその写真集を見つけることが出来ず、なおかつ別の出品者が2万5千円の値段をつけたとしたら、その値段で買う人もいるだろう。

仮想空間の経済が、現実社会の経済とは全く違う文脈で成り立っている理由を垣間見た出来事だった。

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新宿
  1. 2007/10/21(日) 20:51:43|
  2. ROLLEIFLEX 3.5F Planar
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Night Walk

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  1. 2007/10/21(日) 20:36:55|
  2. Night Walk
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雨上がりの空は

雨上がりのは美しい。
このが見られるのなら、もっと雨が降ってもいいと思ってしまう。

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  1. 2007/10/20(土) 20:41:20|
  2. OLYMPUS E-410 ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm
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Night Walk

静かなにシャッター音だけが響く。
思索の時間、無心の時間。

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というのは写真を撮る条件としては決して良い条件ではない。
光の少ない、あまり恵まれない条件だからこそ見えてくるものがある。
G2は良いカメラだが、暗闇ではAFが思うように合ってくれない。
で一眼レフは行く人々に警戒心を与える、、、などなど。

中でも特に驚いたのが、レンズの特性。
レンズにとっても過酷な条件なのだろう。

プラナータイプのレンズはことごとく点光源が画面内の点対称の位置にゴーストとして現れる。
ビオゴンタイプは周辺部に点光源があると、鳥の羽のようなフレアが発生する。
絞りの値を変えてみても、あまり現象の現れる度合いには影響がない。
レンズメーカーや製造年による差はあるものの、手持ちのレンズ全てにおいて共通して見られた傾向だ。

東京で撮り歩いた写真がなければ、こうしたレンズの特性を把握することはできなかった。
技術的な面においても、やはりこれら東京のの写真群が神戸のの写真につながった、と言えるのではないだろうか。
  1. 2007/10/19(金) 23:59:36|
  2. Night Walk
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夜明け前

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  1. 2007/10/18(木) 23:14:05|
  2. OLYMPUS E-410 ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm
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Night Walk

毎日通る道。
たくさん写真を撮った場所。
なのにの風景は、そのイメージを一変させるほどの力強い写真を生み出す。

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の写真を撮るのは、ほとんどがZeiss Ikonだった。
レンジファインダー機の方がミラーショックによるブレが少ない。
Zeiss Ikonのはっきりとした二重像はでもピント合わせが容易だ。

露出は絞りを2.0、シャッタースピードを1/15、ISO400。
おおよそ10段落ちを基準として、あとは勘。
AEで撮ったの写真は、明るく写りすぎる。
本当はそんなに見えていない部分までも写そうとする。
10段落ちを基準に、どこでもほぼ同じ露出にすることで、の暗い部分と見えている部分のぎりぎりの境界がネガに写る。
そのぎりぎりの部分を、僕はとても美しいと思う。
  1. 2007/10/18(木) 22:53:21|
  2. Night Walk
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Night Walk

グループ展に出した写真は、12年来の友人と夜の街の写真だった。
その友人と最も多くの時間を過ごしたのは、夜の街だ。
それまで夜の写真を集中的に撮ったことはなかった。
見慣れているのにその美しさに気づいていないものを、写真に撮ってしっかりと残しておきたいと思った。

友人は大阪に住んでいる。
友人を頻繁に撮ることはできないが、東京の夜をたくさん撮ることは出来る。
年明けに展示の方向性を決めてからは、ひたすら夜の街を歩いた。

ゴールデンウィークに友人と会った。
一番多くの時間を過ごした神戸の夜。
三ノ宮で待ち合わせて、よく訪れていた店で食事した。
たくさんの写真を撮った。

展示する写真は、1枚を除いて全てその日に撮った写真にしようと決めた。
残る1枚も、年末に帰った際に撮った写真だ。
結局東京の夜を撮った写真は、1枚も採用しなかった。

東京の夜は意外に静かだ。
最初はブックや展示の構成を考えながら歩いていた。
途中からは友人のことを考えながら歩くようになった。
展示するための写真を撮ろうと思っていたのに、いつの頃からかそんなことはどうでもよくなっていた。

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展示しなかった東京の夜の写真を、これから少しずつ公開していきます。
グループ展で展示した作品の裏側に隠れた、もう一つの物語。
  1. 2007/10/18(木) 00:16:57|
  2. Night Walk
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冬が近づいてきた

気温が下がり、が青くなる。
電車のホームで見るいつもの光に、オレンジ色が混じる。
冬が近づいてきた。

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  1. 2007/10/17(水) 23:23:45|
  2. OLYMPUS E-410 ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm
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都会に生まれていたなら

エルスケンの「ニッポンだった」を見ていると、たった50年でこれほどまでにの風景は変貌してしまうのか、と愕然とする。
そういえば僕がまだ小さかった頃、(田舎だったこともあり)家の前の道は舗装されていなかった。
周りには水田がたくさんあって、これからの季節は稲刈りの終わった田んぼで追いかけっこをしていた。
今では舗装されていない道を見つけることの方が難しいし、周りにあった水田もほとんどなくなってしまった。

もし都会に生まれていたらこういう場所で遊んでいたのだろうな、と思う風景を、僕は写真に撮っているのかもしれない。

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大塚
  1. 2007/10/16(火) 21:58:21|
  2. ROLLEIFLEX 3.5F Planar
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作品を買われるということ(2)

グループ展で展示した作品とは別で、このブログに掲載した写真を欲しいと言ってくれた人がいた。
実は随分前にその意思をもらっていたのだが、今日やっとプリントを納品した。

時間がかかった理由は、Webで掲載した作品をしっかりと「作品として買ってもらう」ことに迷いがあったからだ。
画面上で見る画像とプリントとのイメージの乖離が、その人の満足度にどの程度影響を与えるか、それが心配だった。
Webで掲載したイメージというのは、見る人のモニタ環境によって随分違う。
それはWebの宿命でもある。
そのことを納得してもらえなければ、プリントすることはできないと思っていた。

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結局そのことを納得してもらった上で、展示プリントの半分の値段に設定した。
マットを付けて、しっかりと作品として成立する形で納品した。

実際にプリントを手渡した際には喜んでもらえたが、思い描いていたであろうイメージとどこまで近かったのかは定かではない。
お金をいただく以上自分の持てる最大限を尽くしてプリントしたつもりだが、売る側の責任を痛感した瞬間だった。

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作品を売るということは、買ってくれた人の満足を保証するということだ。
それは買ってもらった作品についてだけではない。
僕が作品を発表し続けることで、その人が持っているプリントの価値も上がるかもしれない。
そのことを期待して買ってくれているかどうかはわからないが、持っていて満足感を増すような作品でなければならないと思っている。


グループ展で展示する作品に値段を付けた時に、1枚でも作品が売れたら作品を買ってくれた人のためにずっと写真を撮り続け、発表し続けようと決めていた。
それは自分自身へのハードルでもある。
その決意の重さが少しでもプリントに宿ってくれていれば良いな、と思う。
  1. 2007/10/15(月) 21:42:15|
  2. CONTAX G2 Planar 35mm
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作品を買われるということ(1)

グループ展で展示した作品には、値段をつけた。
部屋に飾って和むような作品ではなく、しっかりとその裏にあるストーリーや僕自身のことを知ってもらった上で買ってほしいとの思いから、少し高めに設定した。

商売をするわけではないので売れなければ売れないで良い。
「この人の作品だから」「この人の世界観に共感できるから」といった理由で買ってもらいたいと思っていた。
ふらっと立ち寄ってなんとなく買われるぐらいなら、しっかりと悩んだ挙句買われないほうが良い。
買った人が10年後にその写真を撮った作家の名前を忘れてしまうような売り方は、したくなかった。

展示作品はデジタルプリントだ。
フィルムで撮ってデジタルで出力している。
今回の作品は夜の写真で、黒の出方がインクジェットの黒の方が良かったことや、暗部にぎりぎり浮かび上がる像の美しさを作品間で統一するためには、デジタルである必要があった。
渡部さとる師匠からも、「もう銀塩プリントにこだわる必要がない」と講評いただいた。

銀塩至上主義のような人からすると、デジタルで出力されたものを買うことに抵抗があるかもしれない。
しかし10年後、いやもしかすると5年後でさえも、今と全く同じものをプリントしようとすると、できない可能性が高いのではないか、と思っている。
今使っているハードウェアやインク、紙がなくなるスピードは、銀塩時代よりも格段に速いからだ。
そういう意味では銀塩であってもデジタルであっても、プリントされたものが一番大事だ、と言える。

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展示の最終日、搬出直前。
作品を買いたいと言ってくれる人が現れた。
通りすがりの人ではなく、作品を何度も何度も見てくれていた人だ。
僕のこともよく知っている。
作品の世界観に共感してくれた上での決断だ。
ポストカードを買うような買い方とは対極にある買われ方だと思うと、とても嬉しかった。

2点以上の購入でブック(写真集)を付けるという条件。
ブックが欲しいとの理由で2点購入してくれた。
もともとブックをベースに考えていたので、そういう意味でもとても嬉しい。

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ブックの製作にはプリント以上の手間がかかる。
全てのページのクオリティをしっかりと作品として認められるものにするため、連日プリントし続けている。
使った紙は最終アウトプットの2倍以上になった。
しかしそこまでしてこだわるのは、やはり買ってくれた人への責任なのだと思う。
生きていく上で必須ではないものに対して、決して安くないお金を払ってくれるのだ。
がっかりさせるわけにはいかない。
同時に、これから先の僕自身の活動に責任を持たなければならない、とも思う。
  1. 2007/10/14(日) 22:31:39|
  2. CONTAX G2 Planar 35mm
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書店後タワレコ

いくつか写真展を見た後、大型書店にて写真集を立ち読み。
洋書の大判写真集は簡単に買える値段ではないため、欲しくても迷っているものがいくつもある。
アーバスやアベドンの写真はいつ見ても重い。
その重さが時代を超えていくのだろう。

その後タワレコへ。
新譜がいくつか出ていたのでまとめて購入。
ジャズとUKロックと邦楽。
なんとも節操がないが、自分の性格をよく表しているようにも思う。
しかしCDでもまとめて購入するとそれなりの金額になるのに、あまり抵抗感がないのは不思議なものだ。

07101201.jpg
新宿
  1. 2007/10/13(土) 23:22:26|
  2. ROLLEIFLEX 3.5F Planar
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早朝の空

なんとなく目が覚めて、ベランダからを見る。
頭は夢の中と光の中を行ったり来たり。

07101301.jpg

写真を撮った後、もう一度ベッドへ。
体は眠っているのに頭は回転し始める。
写真の事を考えたり、友人のことを考えたり。

07101302.jpg

このところ写真のことばかり考えている気がする。
あまりに偏りすぎると視野が狭くなってしまう。
久しぶりに新しい曲でも作ってみようかな。

07101303.jpg
701
  1. 2007/10/13(土) 08:15:16|
  2. OLYMPUS E-410 ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm
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思いの深さに魅せられる

グループ展を終えてから、改めて「私写真」ということについて考えていた。
私写真論を再読。
この本が書かれた当時から、デジタルの世紀を向かえ、写真はさらにプライベートに向かっていく。
その源流について語られている。

牛腸茂雄の大規模な回顧展が東京国立近代美術館で行なわれたのが、2003年。
恐らく出張か何かで東京に来た際に、その展示を見ている。
展示を見る前から、「インパクトを与えられる写真ではないけれどどこか引っかかる写真」という印象を持っていた。
展示を見た後もその印象は変わらず、なんとなくその時に売っていたカタログを買っただけだった。

ところが今回改めて私写真論を読み、どうしても写真集が見たくなった。
幸い当時自費出版で少数製作されたもののリイシュー版が出ている。
内容は当時のものと同じで、飯沢耕太郎氏の詳細な解説がついている。
SELF AND OTHERS

部屋でじっくりと見ていると、何故か涙がこぼれそうになる。
何故かはうまく説明できない。
牛腸氏の人生を知ってしまったからかもしれないし、そんなこととは関係のない写真の力なのかもしれない。
しかし確実に牛腸氏が人生をかけて撮ったであろう写真は、その輝きをずっと失っていない。

大量に撮られ、大量に消費されていく写真と対極にある写真。
写真のことを深く考えれば考えるほど、1枚の写真にこめられた思いの深さに魅せられていく自分がいる。

07101202.jpg
  1. 2007/10/12(金) 22:50:44|
  2. CONTAX G2 Planar 35mm
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写真と音楽と植物をこよなく愛する東京在住の大阪人です。
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