日々の空

気の向くままに写真を撮り、思いつくまま文章を綴った日々の泡の記録。

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日本の猫

細い路地を歩く。
心地よい陽射し。
視線を感じ見上げると、1匹の
日本のとして正しいポジションに、正しい姿でこちらを伺っている。
しばらく見つめ合い、警戒心をほどいてくれたところで1枚。

nipponnoneko1.jpg

横顔がりりしく、魅力的だったのでもう1枚。

nipponnoneko2.jpg

立ち去ろうとしたら、後ろからもう1匹のがこちらを伺っていることに気づいた。
そのまま歩いていこうとすると、見えるか見えないかという微妙な位置をキープしながら屋根づたいについてくる。

後ろ髪を引かれる気分になりもう一度正面に戻ると、ゆっくりと座り、ポーズを作ってくれた。
相方だけが格好良く撮られることに嫉妬したのだろうか。

nipponnoneko3.jpg

楽しいひとときを過ごせたな、と充実した気分を味わいながら歩いていると、近くにもう1匹。
これではきりがないではないか、と思いつつ、魅力的な目を写さずにはいられなかった。

nipponnoneko4.jpg

魅力的なには魅力的ながいるものである。



東池袋

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  1. 2007/04/30(月) 22:54:47|
  2. Zeiss Ikon Planar 50mm ZM
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写真の世界への入り口

昨年の夏ワークショップ2Bに参加してから、写真の世界が大きく広がった。
モノクロの美しさが見えはじめ、それまでとは別の世界があることを知った。
職業や年齢を超えて、ただ写真が好きだという共通点だけでたくさんの人と出会った。

一人で楽しむのも写真だけれど、繋がることを楽しむのも写真。
広がったのは自分の持つ世界観だけではなかったようだ。

21期生の募集が始まったようです。
http://blog.livedoor.jp/workshop2b/



大塚
  1. 2007/04/30(月) 08:52:12|
  2. ROLLEIFLEX 3.5F Planar
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充実した一日の終わりには

お誘いがあり、横浜へ。
週末に、しかも写真が好きな人からのお誘いというのは、無条件にうれしい。

天気が良く、気温が低いので色が立っている。
「立っている」、という表現がふさわしいかどうかは別として、とにかく今日はカラーだ、と決めた。

祝日にしか帆を張らないという日本丸を見て、内部に入る。
初めて入ったが、思いのほか楽しめた。
日常の生活からモノの名前にいたるまで、陸上とはまるで別の世界がそこにある。

その後北仲WHITEで行われている「横浜写真アパート」へ。
一日じっくり見ても時間がたりなさそうなぐらいのボリューム。
様々な部屋の展示を見て回りつつ、実は古い建物の持つ独特の空気が一番楽しめた要素なのではないか、と思う。
「古い建物には古い(その当時の)光があふれている」とは渡邊さとる師匠の言葉。
今日の天気とあいまって、やわらかく深い光に包まれているだけで、穏やかな気持ちになる。

解散後、新宿にて大学の同期と会い、思いで横丁へ。
初めて行ったのだが、大阪・新世界のジャンジャン横丁に雰囲気がそっくりで驚いた。
入った店の2階は、1階のカウンターの雰囲気とはがらりと変わり、少し落ち着いた雰囲気。
こちらは神戸の元町・高架下のカフェの雰囲気。
目の前にいる同期との間の空気も手伝って、なんだか懐かしい夜。


今日の青空と一日の行動を振り返り、誘ってくれた人に感謝。
とても充実した一日の終わりには、いつも感謝の気持ちでいっぱいになる。
今度は僕がそういう気持ちにしてあげられたらいいな、と思いながら今日の一日を締めくくることにする。
そういう気持ちは連鎖するものだと、馬鹿正直に信じているから。



2006 横浜
(この写真は去年訪れた際のものです。)
  1. 2007/04/29(日) 23:59:12|
  2. ROLLEIFLEX 3.5F Planar
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二度の乗り間違いと懐かしい雨

路地を歩いていたら雨が降ってきた。
雨の降り始めの匂いはどこか懐かしさを連れてきてくれる。
そんなことを意識したのは、大人になってからだろうか。

雨宿りしていた駅から路面電車に乗った。
土砂降りの雨のおかげで社内に妙な連帯感が生まれている。
外の雨と対照的に社内は安らかな空気。
こういう時間もいいな、などと思っていたら、行き先とは反対方向の電車に乗っていることに気づいた。
特に急ぐ用もないので、そのままJRとの乗り継ぎ駅まで安らかな空気を楽しむことにした。



JRに乗り換えて山手線に乗った。
休みの日なのにあまり乗客がいない。
ゴールデンウィークの影響だろうか、などと考えていたら、またしても行き先と反対方向の電車に乗っていることに気づいた。
乗り継ぎ駅でタイミングよく電車が来たので、まったく行き先を確かめずに乗ったのだ。
元々目的地を持たずに家を出てきているのでそういうことになるのだが、ここまできたら成り行きにまかせるのもいいだろう、と開き直った。

車内では子供が喜びの声を上げている。
大雨という非日常を目の前にして、説明のつかない興奮に包まれているのだろう。
少しうらやましく思った。

ameagari002.jpg

思いがけず電車での長旅になったので、家の近くの駅に着いた頃にはすっかり雨があがっていた。
夕暮れ時の雨上がり、ほんの少しだけ空が紅く染まっている。

家までの道を歩いていると、「道路を渡ったらダメって行ったでしょ!!」と大声が響いた。
少し大きな通りに子供が歩き出そうとしているのを母親が注意したのだ。
強い声が雨上がりの街に響き、懐かしさを覚える。
前から来たおばあさんの顔にも笑みがこぼれている。
  1. 2007/04/28(土) 23:49:33|
  2. Zeiss Ikon Planar 50mm ZM
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小さな一生懸命

空ばかりを見ていたら、危うく見逃すところだった。
歩く速度で街を行けば、たくさんの”小さな一生懸命”があふれていることに気づく。

空から見ると、僕達も同じように小さな一生懸命なんだろうな。



大塚
  1. 2007/04/27(金) 23:01:57|
  2. CONTAX G2 Biogon 21mm
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ほんの一瞬で

広尾のを歩きながら、大切に育てられている植物を見つけた時、ふと心のバリアが取り除かれるのを感じた。



優しい笑顔のおばさんを撮る時も、の片隅で大切に育てられている植木たちを撮る時も、真剣に向き合う気持ちに変わりはない。
光に照らされて輝く姿を、僕は崇高で威厳に満ちた姿だと感じる。

hiroo-rojiuekibachi2.jpg

広尾



写真を撮る人ってずるいな、と思うことがある。
長い間手塩にかけて築き上げられてきた風景を、ほんの一瞬で自分のものにしてしまうから。

だからこそ、撮らせてもらう対象に対する敬意を持って、真剣に対峙しなければならないのだと思う。

  1. 2007/04/26(木) 23:29:52|
  2. ROLLEIFLEX 3.5F Planar
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優しい笑顔の人がいる街

銀座で用事を済ませた後、広尾に向かった。
特に何かあるわけではなく、単に「名前は聞いたことがあるが行ったことがない」に行ってみたかったのだ。

予想していたよりも人が多く、新しい店が多い。
カフェや雑貨屋さんもあり、面白いだな、と思って歩いていると、細い路地の入り口が。
以前にも書いたように、細い路地の入り口を見つけると無条件に入っていってしまう習性のある僕は、やはり迷わず奥へと入っていった。

そこには表通りの華やかな印象からは想像もできない、落ち着いた下町の路地迷路が広がっていた。
目下東京で一番の路地天国だと思っている三ノ輪に迫る勢いの細い路地
長年の生活が滲み出し、既に文化遺産と呼んで良いぐらいの風格。

hirooroji.jpg

静かな路地を静かなカメラで写すというのは、何物も壊さない優しさがあってよい。

フィルムを1本撮り終えて交換していると、「チャチャ、チャチャ」とおばさんの声。
優しい声で茂みの中に話しかけている。
どうも猫がいるらしく、「チャチャ、こっちおいで。そこがいいの?」と呼びかけている。
フィルムの交換をしながら近くで様子を伺っているだけで、懐かしい空気に包まれ、穏やかな気持ちになってくる。

おばさんがひとしきり話し終えてしばらくすると、ふいにチャチャが茂みから顔を出した。
ローライフレックスを構えて、おじぎをしながら1枚。



その様子に気づいたおばさんが「立派なカメラですね~」と話しかけてきた。
「日本に売ってるんですか?」
「古いですけど売ってますよ。覗いてみますか?」
ぼわっと浮かび上がる象を見ながら、「きれいですね~。」と一言。
それをきっかけにしばらくお話をさせていただいた。

hiroosento.jpg

おばさんは目の前の家に住んでいて、広尾のことをたくさん話してくれた。
戦争でも焼けなかったこと。
最近はおしゃれな店が増えたが、日用品を買える店があまりなくて困ること。
近くの銭湯に毎週のように行くこと。
隣の家に住む90歳を超えるおばあさんと、幼少の頃からの付き合いであること、、、。

話をするおばさんはとても笑顔の優しい人で、その笑顔をチャチャを撮った同じフィルムに残したいと思った。
たくさん話をしたせいなのか、下町の空気感のせいなのか、普段人を撮らせてもらう際には緊張するのだが、ごく自然に撮らせてもらうことができた。
写し終えると、「ありがとう」と言われる。
感謝しているのはこちらなのに。

hirooroji2.jpg

おばさんに挨拶をして分かれた後、すがすがしい気分になる。
歩きながら顔がほころんでいるのがわかる。
何かのやりとりが発生したわけでもない、強いて言えば言葉と笑顔のやりとりだけで、心がすっと軽くなる。
カメラを持ってに出て、最高に幸せな瞬間だ。

恵比寿まで歩こうと決め、大きく深呼吸しながら歩いた。
おばさんに教えてもらったいろいろなことを思いながら歩くと、「名前は聞いたことがあるが行ったことがない」は、「優しい笑顔の人がいる、大好きな」になっていた。
  1. 2007/04/25(水) 22:59:04|
  2. ROLLEIFLEX 3.5F Planar
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日想観

一日の終わりに夕陽を見ながら一人の時間を過ごす。
たいていは少しフィルムが残っているので、劇的に変化するを見ながら何枚か写真を写す。
夕暮れ時のは、一瞬たりとも同じ表情で留まることがない。

学生の頃の研究室は、西側に大きな窓があり、毎日のように夕陽の写真を撮っていた。
季節の変化で太陽の沈む位置が変わることは頭ではわかっていたが、実際の変化は予想以上だった。

刻一刻と変わり行くドラマチックでミクロな変化と、一年単位で変わり行くダイナミックでマクロな変化の両方を肌で感じ、思いは過去から未来を行ったり来たり。

この部屋に来てもうすぐ2年。
初めて訪れた時何もなかった部屋にも、今ではたくさんの生活道具と少しの思い出。

もうすぐあの日と同じ位置に夕陽が沈む。



yuhitokumo2.jpg

701
  1. 2007/04/24(火) 23:53:37|
  2. ROLLEIFLEX 3.5F Planar
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出会いの中心

吉祥寺にて前の会社でお世話になった元上司の壮行会。
今もその会社にいる人や、既に別の会社に移った人、独立した人などが集まった。
共通点は同じ時期に関西の同じフロアで仕事をした仲間、という点のみ。
様々な分野で活躍する人が、それだけの共通点で集まれるということは、すばらしいことだと思う。

組織で働くということは、そこで出会った人たちとともに多くの時間を過ごし、共に喜びや苦労を味わうということだ。
それは数多ある出会いの中でも、最も貴重な出会いのカタチなのかもしれない。
元上司は常にこの貴重な出会いの中心にいる人だ。
前途にはたくさんの試練が待ち構えているかもしれないが、その魅力できっと明るい未来に変えていかれることだろうと思う。



701
  1. 2007/04/23(月) 23:59:35|
  2. CONTAX T2
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ローライフレックスでつながる

昨日は2Bにてローライ談義。
最近購入した人のものを見たり、以前から使っている人のものを見たり、自分のものを見せたり。
机の上にはローライが数台並んでいて、なかなか壮観な光景。

雑談などをしながら過ごしている中で、「カムイミンタラ」という写真展について、「いいらしいよ」という言葉を複数いただいた。
http://photoseason.blog25.fc2.com/blog-entry-413.html


早速今日目黒まで出かけた。
様々なカメラやフォーマットで撮られていて、デジタルやフィルム、カラーポジからのモノクロ変換などもある。
やはり特にローライで撮られた写真に惹かれる。
画面内に要素が多い写真で、緻密な描写に必然性を伴っているものは、ずっと見ていたくなる。

ご本人とお話が出来たので聞いてみると、フレックスの3.5Fプラナーとのこと。
同じカメラだというだけで妙にうれしい。
昨日の2Bの話からずっとローライフレックスでつながっているような感じだ。

その後も色々とお話をさせていただき、大阪出身の同郷ということで親近感も沸き、お人柄にすっかり魅了されてしまったのだが、お客さんの数が増え始めたのでころあいを見計らって辞することにした。

ギャラリーを出ると、まだまだ風は強かったが、なんだか心の中の風はすがすがしいものに変わっていた。

ginzanosoratogairojunoha.jpg


  1. 2007/04/22(日) 22:41:09|
  2. ROLLEIFLEX 3.5F Planar
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雲の形と想像力

小さい頃には雲の形でとめどなく様々なものが想像できた。
あの頃よりもたくさんのものを知り、引き出しも増えたはずなのに、想像の幅は狭くなっている気がする。
よく見えれば見えるほど見えなくなるもの、知れば知るほどわからなくなるもの、大事なものほどそういうものが多い。

知識や観念は人間の想像力の足かせにしかならないのか、原動力となりうるのか。
その答えもまたぼんやりとしていてよくわからない。

この日の雲を僕は、威厳に満ちてに浮かぶ龍だと思った。



701
  1. 2007/04/21(土) 23:35:05|
  2. ROLLEIFLEX 3.5F Planar
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ローライフレックスにモノクロ

ローライフレックスにモノクロだからこそ撮れる写真、というものがある。
正方形で切り取られるからこそ力強くなる風景だったり、モノクロの目でを見ていなければ通り過ごしてしまう風景だったり、情報量の多さが写真に深みを与える風景だったり。

その日持っているカメラによっての見え方が変わる、とすれば、カメラは時分の目の延長だな、と思うことがある。
ローライフレックスはさしずめ”よく見える優しい目”、といったところか。
今日もローライフレックスにしようかな。

ebisubuilding1.jpg

恵比寿
  1. 2007/04/21(土) 09:36:46|
  2. ROLLEIFLEX 3.5F Planar
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青山スナップ

青山を散歩。
普段歩く路地とは違って対象物との距離感が様々で刺激的だ。
モノクロに最適な光が降り注ぐ中、の構造の面白さを四角いフレームに収めた。



furariaoyama2.jpg

furariaoyama3.jpg

furariaoyama4.jpg

青山


こういう写真を撮っている時は、撮った瞬間の手ごたえのようなものがあまりないことが多い。
感覚的に光を捉え、直感的にフレーミングして、現像してからデティールを楽しむ。
路地で写真を撮っている時との心構えの違いは、周囲の喧騒に対する無意識の防御姿勢の表れだろうか。

  1. 2007/04/20(金) 23:05:25|
  2. Zeiss Ikon Planar 50mm ZM
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青空の青

が好き。
の青が好き。
の写真が好き。
写真になったの青が好き。

見るだけで深呼吸した気分になるから。



701


写真を撮って心地よい青になるのは、ツァイスのレンズだ、、、というのは何度も書いているが、ローライフレックス3.5FのプラナーはY/Cのツァイスレンズ、コシナZMのツァイスレンズとはまた色の印象が違う(年代が違うので当然と言えば当然なのだが、、、)。

このレンズで撮ったが、僕が持っているツァイスレンズの中では最も素直でクリアな青になる。
ドラマチックなや濃厚な青、という描写はしないが、見ていて気持ちの良い、透明感がある青になる。
同じ空でもレンズの違いによって写真になった時の青が違うから、空の写真を撮り続けるのかもしれないな、、、。

  1. 2007/04/19(木) 23:21:42|
  2. ROLLEIFLEX 3.5F Planar
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家の風貌

積み重ねられてきた歴史が作る、家の風貌。
岐路に建つ家だからこそ表出した個性、と考えるのは考えすぎだろうか。



茗荷谷


分かれ道に建つ家がこんなに強烈な個性を放っていたら、どちらの道に行こうか考えるのを忘れてしまいそうだ。

  1. 2007/04/19(木) 00:03:23|
  2. Zeiss Ikon Biogon 35mm ZM
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何もない空間

ただただ何もない空間。
これほど貴重な空間がほかにあるだろうか?



大塚
  1. 2007/04/18(水) 23:34:02|
  2. CONTAX G2 Biogon 21mm
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都心の空地と哲学する猫

細い路地を見つけると入っていく癖のある僕は、この日も先に何があるかわからない路地の奥へと足を踏み入れた。
しばらく進むと、まるでそこだけビルを引き抜いてできた穴のように、周囲を建物に囲まれた空地にたどり着いた。

akichineko-akichi.jpg

都心部の空地というのはそれだけでセンチメンタルだ。
そこにかつて何があって、どんなドラマが展開されていたのか。
そしてこれからここに何ができ、どんな物語が生み出されるのか。

そんなことに思いをはせていると、一匹のがいることに気づいた。
まるでこの空地の番をしているようだ。



ゆっくりと近づくと、眠そうな目をこちらに向けながら、しっぽをゆらりと揺らす。
「写真を撮らせてください。」
と目でお願いして1枚。

akichineko2.jpg

お礼を言って立ち去り、しばらくして振り返ると、遠くを見つめて物思いにふける姿。
僕と同じようにこの空地の過去や未来に思いをはせているのではないか、と思えるほどに堂々としている。
アラーキーが愛チロのこういう姿を「哲学している」と表現するのが妙に納得できる。

akichineko3.jpg

日々の暮らしの中で、このほどに”何もしない”貴重な時間を持つ機会が減ってきている。
「時間を無駄に使う」の”無駄”って一体なんだろう?
哲学するに触発されて、そんなことを考えながら歩いた一日だった。

akichineko-sora.jpg

代官山
  1. 2007/04/17(火) 22:14:46|
  2. Nikon F3 Planar 50mm ZF
  3. | トラックバック:0
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太陽の名残

一日歩き回って帰ってきたら、いつもすぐにベランダに出る。
街の中、特に路地などを歩いていると完全に日が沈んだと思える時間でも、まだほんの少し太陽の名残が窺えることがあるからだ。
突如真っ暗にならないというのは、一日が終わることへの心の準備のためではないか、とさえ思えてくる。

突然の別れに耐えることのできない僕のような人間には、夕陽はとても優しい。



701


  1. 2007/04/16(月) 22:47:10|
  2. Ricoh GR1v
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残り桜

ふらりと出かけた先で、思いがけず桜に出会った。
桜吹雪が絶えず降り注いでいる中を歩いた。
溶けない雪、というのも良いものだ。



nokorisakura2.jpg

nokorisakura3.jpg

nokorisakura4.jpg

nokorisakura5.jpg

目黒
  1. 2007/04/15(日) 23:19:40|
  2. ROLLEIFLEX 3.5F Planar
  3. | トラックバック:0
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それぞれの

それぞれの一日、それぞれの生活、それぞれの人生。



toorisugiru2.jpg

toorisugiru3.jpg

市ヶ谷
  1. 2007/04/14(土) 21:15:49|
  2. CONTAX G2 Biogon 21mm
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誰もいなくても

人が誰もいなくても、誰かがそこにいるような感覚。
歩いていてそういう感覚を覚えるというのは、まず例外なく良いだと言える。

何かが起こりそうな、誰かと出会えそうな、そういうわくわくした感覚を味わいたくて僕はを歩いている。



hekimenG2-2.jpg

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市ヶ谷、大塚
  1. 2007/04/13(金) 23:56:26|
  2. CONTAX G2 Biogon 21mm
  3. | トラックバック:0
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贅沢な速度

しゃぼん玉、降り注ぐ光、「笑楽」。

少しできすぎた場面だな、と思いながらシャッターを押した。
露出やピント合わせで真剣になりながらも、少しだけ顔はほころんでいたと思う。



神楽坂


ずっとを歩いていると、こういう”できすぎた”素敵な場面に案外頻繁に出会う。
車や電車で移動している際に出会う確率とは比べ物にならない。

歩く速度、というのはなによりも贅沢な速度なのだ。

  1. 2007/04/12(木) 21:58:32|
  2. ROLLEIFLEX 3.5F Planar
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モノクロの目

モノクロの目が反応した光景。



hekimen2.jpg

hekimen3.jpg

市ヶ谷
  1. 2007/04/11(水) 21:38:51|
  2. CONTAX G2 Biogon 21mm
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

空の写真を並べる

を見上げる。
だけでは成立しない写真を並べてみる。
美しすぎる風景写真よりも、を歩いて撮った写真の方が美しいと感じる。
やっぱり僕は人間が好きなのだと思う。



soratomachi2.jpg

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茗荷谷


以前古屋誠一さんの対談に参加した際に、写真集の写真の並べ方について質問したことがある。
どういう意図を持って並べるのか、そこにはどういうストーリーが流れているのか。
単に年代順や同じ系統のものだけを並べたのでは起こりえない、彼の写真の奥深さの秘密に少しでも触れたかったからだ。

答えは、「見開きの並びを考える」ことや、「大きな流れをイメージする」ことなど、ある程度予想していた視点が挙げられたが、一つだけ思いもよらない答えが。
「作者だけにわかるような”仕掛け”のようなものを入れていたりします。
何ページも前に戻って見返さないとわからないつながりのように。
それこそが写真集を編む際の楽しみだったりします。」

今日の写真を並べる際にも、いくつかの視点があった。
の濃度なのか、雲の分量なのか、以外の要素(灯等)の共通点なのか、、、、、。

結局「作者だけにわかるような”仕掛け”」的発想で並べることにした。
何度も見返しても、楽しめるように。
そしてその視点がどういう視点かは、見る人が勝手に想像したり広げたりすればいいのだと思う。
  1. 2007/04/10(火) 23:12:22|
  2. Zeiss Ikon Planar 50mm ZM
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2

シャッターを押すのは

を歩いていてシャッターを押すのは、「頭で考えて」というより「心が反応して」という方が圧倒的に多い。
僕はジャーナリストでもプロカメラマンでもないから、ただただ純粋に自分が美しいと感じた景にのみレンズを向けていれば良い。
ということは、「心が反応して」写し取った写真というのは、僕にとって美しい景だ、ということになる。

写している時には「一体この人は何を撮っているんだろう???」という顔をされることがよくあるのだが。

rollei-shadow1.jpg

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rollei-shadow4.jpg

大塚・池袋

  1. 2007/04/09(月) 22:29:11|
  2. ROLLEIFLEX 3.5F Planar
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  4. | コメント:5

桜と青空(2)

この日は、ローライフレックスとともにGR1vも持って歩いた。
静かにしっかりと見据えて写真を撮るスタイルのローライフレックスとは正反対の、世界をスキャンしていくような感覚。

よくばりな僕は、この日の青を全く異なる二つのスタイルでフィルムに定着させ、時間と風景を思う存分収穫した。



GR1sakura2.jpg

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GR1sakura7.jpg

千鳥ヶ淵
  1. 2007/04/08(日) 23:30:57|
  2. Ricoh GR1v
  3. | トラックバック:0
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桜と青空

みんなが携帯で桜を撮っている時、僕は空ばかり見ていた。
桜が散り行くはかなさを持っているのと同じように、空の青さも春を越えられない切なさを孕んでいる。
桜と青空が同時に見られる幸せ。

rollei-sakura1.jpg

rollei-sakura2.jpg

rollei-sakura3.jpg

千鳥が淵
  1. 2007/04/07(土) 23:09:28|
  2. ROLLEIFLEX 3.5F Planar
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ふらりと立ち寄ったギャラリー

銀座にhanaさんの写真展「サクラドロップス」を見に行く。
http://osampohana.blog46.fc2.com/blog-entry-383.html
大・中・小と同じ写真をサイズを変えて展示している。
対象物が明確な写真は小さいイメージが、空間を写した写真は大きいイメージが良いと感じる。
淡いブルーが心地よかった。

しばらくしてsotさんと遭遇。
一緒にギャラリーを出てしばらく立ち話の後、シャネルで行われているエリオット・アーウィットの写真展へ。
点数も多く、プリントのコントラストが深くて、写真集を見るのとは違う良さがある。
その後ライカジャパンへ。
M8などを手に取り、2階のウィリアム・クラクストンの写真展を見る。
これで3度目だが、いつ見ても幸せな写真だと思う。

その後、隣の入り口に立て看板を見つけ、コダックフォトサロンで行われている写真展を見る。
日曜・祭日が休みのため、これまでライカジャパンを訪れた時に気づかなかったようだ。
何気なく入ったので全く期待していなかったのだが、Gallary1の亀山野之子写真展 「芥川 舞子」The Springtime Of Lifeがとてもよかった。
18歳からの5年間、一人の女性を撮り続けた記録なのだが、生々しく切ない一瞬が閉じ込められていて、どんどん引き込まれていく。
美しくもはかない映画を見たような、そんな気分。

昨年のキヤノン写真新世紀展でも、『喜多村 みか + 渡邊 有紀「TWO SIGHTS PAST」』という、二人の女性がお互いを撮り合った数年間の記録が、最も好きだった。
自分には絶対撮れない関係性が写りこんでいることにひきつけられるのか、写真の持つ記録性、ドラマ性が最も浮かび上がるストーリーだからひきつけられるのか。

いずれにしても、ふらっと立ち寄ったギャラリーでとても素敵なストーリーに出会えて、何だか突然予期せぬ人からプレゼントかご褒美をもらったような気分だ。
今日はとても良い一日だった、と締めくくれそうだ。



代官山
  1. 2007/04/07(土) 23:00:33|
  2. Nikon FM3A Planar 50mm ZF
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桜と少年とローライフレックス

社会人1年目の研修期間中に見た桜が忘れられなくて、今年は千鳥が淵の桜を見に行こうと決めた。
市ヶ谷から九段下まで歩き、千鳥が淵に入ろうとしたら、入場規制のようなロープが張られていて、ものすごい人だかりだ。
人ごみを予想して平日に行ったにも関わらず、である。
自分のペースで歩けない歩行ほど苦痛なものはない。
諦めて遠くから眺めることにする。

rollei-sakura01.jpg

少し歩くと北の丸公園の入り口があり、千鳥が淵が望める上に車の入ってこないスペースがある。
さすがにここも人だかりはすごいが、密度が殺気を生むほどではない。
みんな思い思いの場所で携帯やデジタルカメラで撮影している。

ローライフレックスのファインダーを覗いていると、隣にいた老紳士に
「懐かしいカメラだねぇ。」
と声をかけられる。
うれしそうなその目は少年のそれと同じだ。

rollei-sakura02.jpg

シャッターを押すでもなく、ただただファインダーに映る桜を眺めていると、今度は親子連れの母親に
「わぁ、すごいカメラですね~!」
と声をかけられる。
普段なら妙にテンションの高い人に声をかけられると無意識に心に防御壁を作ってしまうのだが、あまりにも純粋な目のおかげでそうはならなかった。
「何年前ぐらいのカメラなんですか??」
「やっぱりやわらかく写ったりするんですか??」
と矢継ぎ早に質問されても苦痛に感じないのは、満開の桜の効用だろうか。

rollei-sakura03.jpg

「ファインダー、覗いてみます?」
とローライを差し出した。
「すごいですね~!」
と感嘆する母親とは対照的に冷静な父親が、
「覗かせてもらったらどうだ?」
と息子に促す。
そっとローライを差し出し、ゆっくりとピントを合わせる。
「わぁ!」
父親似なのか、控えめでおとなしそうな男の子は、派手ではないが決して作り物ではない感嘆の声を上げる。
その目の純粋な輝きは、さっきの老紳士のそれと同じだ。

rollei-sakura4.jpg

将来あの男の子が写真を撮りたくなったときに、ローライフレックスというカメラを思い出してくれるだろうか?
僕が写真を始めるきっかけが、フリーマーケットでおじいさんに覗かせてもらったミノルタフレックスであったように。


  1. 2007/04/06(金) 23:23:14|
  2. ROLLEIFLEX 3.5F Planar
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桜のトンネル

桜のトンネルをくぐると、新しい出会いのわくわくがよみがえる。

高校はお城のすぐそばだったため、お堀沿いの桜のトンネルを毎日のように歩いた。
大学は構内に大きな池があり、水面に写る桜と水面を埋め尽くすびらを見ながら贅沢な昼食。
就職した会社は研修期間中のホテルが千鳥が淵だったため、毎日満開の桜を見ながら同期と出社した。

今年の桜は人生の節目の桜、というわけではないが、初めてモノクロで撮った桜となった。
東京に住むようになって3回目の春が始まろうとしている。



sakuranotonnel2.jpg

sakuranotonnel3.jpg

sakuranotonnel4.jpg

sakuranotonnel5.jpg

大塚
  1. 2007/04/05(木) 22:42:12|
  2. CONTAX G2 Biogon 21mm
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写真と音楽と植物をこよなく愛する東京在住の大阪人です。
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