日々の空

気の向くままに写真を撮り、思いつくまま文章を綴った日々の泡の記録。

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最後の冬空の朝(3)

空が美しい日は、影も美しい。
この冬得られた経験則。



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大塚


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  1. 2007/03/31(土) 22:58:05|
  2. CONTAX G2 Biogon 21mm
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最後の冬空の朝(2)

静かに澄んだ朝。
ファインダーに集中する喜び。




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大塚


  1. 2007/03/30(金) 20:17:31|
  2. CONTAX G2 Biogon 21mm
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最後の冬空の朝(1)

きんと冷えた朝。
朝食をとる前に澄んだ空気と青空を写そうと出かけた。

眩しいぐらいに光が澄んでいる。
空の青さと21mmのレンズで、何でもないような場所でも劇的な絵になるだろうと思えた。



休日の朝のを歩くと、ふと海外旅行来た気分になる瞬間がある。
旅行に行くと、朝食前の観光客もあまり出歩かない時間にを歩く。
日中隠れてしまっているそのの素顔に触れられるから。

この日の朝も旅行者の目になって普段のを歩いた。

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今になって思うと、この日の青空が今年最後の冬空だったのだろう。
この日まだ固かった桜の蕾は、今まさに満開に向かおうとしている。

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大塚
  1. 2007/03/29(木) 21:48:19|
  2. CONTAX G2 Biogon 21mm
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下北スナップ

好きなミュージシャンのライブがあるので、下北に出かけた。
ライブまでの時間、を歩いたのだが、あまりカメラを構える気分にならない。
人や車の密度が高いためだろうか。



少し離れた裏通りに入る。
寂れた風景、静かな路地、何の変哲もない住宅
自然とファインダーを覗く回数が増えた。
都心の喧騒が嫌いなわけではないのだが、やはり自分には静かな空間の方が合っているようだ。

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特にカメラが古くて露出計もついていないようなものだと、撮影行為そのものに集中することが必要とされる。
そしてその集中が呼び水となって、思考を広げたり、飛ばしたり、収斂させたりしながら歩く。
その行為が心地よいのだと思う。

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そんな風に歩いていてふと目に飛び込んでくる光景、というのはまず間違いなく(僕にとって)いい風景なのだと思う。
写真を撮って、また歩き出す。

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写真を撮りながらの散歩は、そんなことの繰り返しだ。
それを単調だと思うのか、奥深いと思うのか。

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ちょうどフィルムが終わり、ライブが始まる少し前に会場に到着した。
充実した一日。


下北沢


  1. 2007/03/28(水) 22:32:45|
  2. Leica IIIf Elmar 5cm 3.5
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休日の贅沢と街の物語

よく晴れた土曜日。
一駅歩いてパンを買いに行った。
神戸に住んでいた頃は、最寄り駅付近にパン屋が密集していたのだが、そのどれもがおいしかった。
休みの日に焼きたてのパンだけを買ってあつあつのうちに食べる、というのは最高の贅沢だ。
今は家のすぐ近くに焼きたてのパンが食べられるお店がないのだが、ゆっくりと歩きながら写真を撮る、というのが休日の朝の贅沢な過ごし方になった。

ゆっくりと動き始める朝の、というのは空気感が違う。
太陽が高く上がるとともに喧騒にかき消されるような物語が、まだあちこちに残っている。

今日の行き先はどこだろう?
幸せな家族を乗せるのか、恋人を乗せるのか。


今日の夕暮れまでにどのぐらい表情が変わるのだろう?
はダイナミックに変化している。
kenchikugenba.jpg

春の陽気に誘われて咲き始めた花と、どこまでも一緒に歩いていくであろう二人。
季節とともに繰り返されるが、決して同じではない物語。

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大塚
  1. 2007/03/27(火) 21:39:50|
  2. Zeiss Ikon Biogon 35mm ZM
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ライカⅢfが帰ってきた日

ライカⅢfが帰ってきた日。
写真集を買いに外苑前に行き、そのまま青山を歩いた。

モノクロフィルムを詰めて歩くと、光と影に敏感になる。
青山のは区画が大きく空間に余裕があるため、光によるの表情の変化が大きいように思う。
体が反応するようにシャッターを切り続けたら、あっという間にフィルム1本を撮りきった。

フォーカスから絞り、シャッター速度まですべて自分で決めなければならないカメラを使って撮る際には、光を敏感に読み取る感覚が要求される。
しかしそれが心地よい充実感を生むのだ。

古いレンズで撮られた新しいは、思い描いていた通りの光と影が写っていて、現像後にもまた充実した時間をもたらしてくれた。



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青山


  1. 2007/03/26(月) 23:41:56|
  2. Leica IIIf Elmar 5cm 3.5
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白木蓮と青い空

白木蓮は春を告げる

神戸にいた頃、このが咲いたことを真っ先に知らせたかった人がいた。
今となっては少し切ない思い出、と呼べるぐらいに風化してしまった。
当時とは比べ物にならないぐらい近くに来たというのに。



大塚
  1. 2007/03/25(日) 23:23:21|
  2. CONTAX G2 Biogon 21mm
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田中長徳さんビューイング

2Bにて田中長徳さんのビューイングに参加。
田中長徳さんと言えば、ライカやクラシックカメラが好きなおじさん、という印象を持つ人が大半ではないだろうか。
実はただのカメラ好きのおじさんではなく、れっきとした写真家なのだ。
まだ日本でオリジナルプリントの販売が一般的でなかった当時に、PGIで展示したプリントが32枚も売れたそうだから、その人気は相当なものである。

今日の話はカメラの話ではなく、プリントの話。
渡邊さとる師匠所有の20年前のビンテージプリントと漂流者さん所有のプリントを見ながら、撮影時の話や当時の様子などを語ってもらった。
8×10という大きなフォーマットのカメラで撮られた写真は、じっくり見れば見るほど細部に情報が詰まっていて楽しめる。
普段35mmフィルムの情報量に慣れている者にとっては相当な刺激だ。
特にビンテージプリントの方は、今の印画紙では出せないであろう色になっていて、これなら所有してみたい、と思わせる何かがある。

江戸っ子特有のテンポのよさで話される内容は、有名な写真家が身近な人として語られていたり、ニューヨークやウィーンのことなどが盛りだくさんに話されて、まさに写真の歴史とともに歩んできたような人だと感じた。
印象的だったのは、「今でも写真は楽しいんですよ」という言葉。
まもなく還暦を迎える人が、純粋に胸を張ってそう言える、というのが写真の奥深さなのだろう。



代官山


カメラの話が全くなかったのかというと、、、、まもなく発表されるリコーの新製品(GR Digitalではない)をフライング気味で見せていただいた。
なかなかかっこよかったので、リコーからの正式なプレス発表が楽しみだ。

  1. 2007/03/25(日) 22:25:19|
  2. Nikon F3 Planar 50mm ZF
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雨上がりを喜ぶ

雨上がりに太陽が出ると、部屋にじっとしていられない。
見慣れた風景が一瞬だけ劇的なものになるのを知っているから。

雨上がりを喜ぶのは写真を撮る人だけではない。
雨に濡れた植物は、普段より随分生き生きとして見える。
命の輝きを放っているかのように。



大塚
  1. 2007/03/24(土) 21:32:21|
  2. ROLLEIFLEX 3.5F Planar
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目覚めたての感性と音楽の純粋性

急遽予定がなくなって早く起きる必要がないにもかかわらず、普段より少し早く目が覚めた。
空は湿っていてモノトーンだ。
朝食前に写真を撮りに行こうかと考えたが、昨日買ってまだ1度だけしか聞いていないCDを聴くことにする。

1曲目で涙が出そうになる。
最後の曲でまた涙が出そうになる。
最後の曲のビデオクリップを見て、涙がこぼれた。

朝、目覚めてすぐというのは、世界に対する感性の抵抗力が低い分、プリミティブな感情に敏感なようだ。
身構える必要のない素の状態、ということなのだろう。

ちょうどテレビでその曲のことが取り上げられていて、やはり涙する人が多いのだとか。
ロックが死んだとか、音楽が商業主義に毒されたとか、いろいろなことが言われているが、まだまだピュアな音楽は存在する、と実感した朝だった。

  1. 2007/03/24(土) 20:45:00|
  2. 音楽
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冬色フィルム

今朝まだ蕾しかなかった桜が、帰りには咲いていた。
どうやら春の訪れらしい。

デジタルカメラだとその様子をダイレクトに伝えられるのだろうが、このところ全くデジタルカメラを使わない。
今日の写真も先週のぴりりと冷えた日の写真。
冬の色がぎっしり詰まったフィルムから。

普段通っている道なのだが、この日は色が目に飛び込んでくるほど鮮やかだった。

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大塚
  1. 2007/03/23(金) 22:27:15|
  2. CONTAX G2 Biogon 28mm
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日常風景を再発見する(2)

クリアな光に照らされたは、それだけでかけがえのないものに思えてくる。


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大塚
  1. 2007/03/23(金) 22:18:21|
  2. CONTAX G2 Biogon 28mm
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虹に向かう足跡

会社から帰ってくると、ポストにCDが届いていた。
今は和歌山に住んでいる、歌仲間からだ。
彼とは大阪・堺の路上で歌っていた頃に知り合った。

当時はほぼ毎日のように、商店街の裏通りで歌っていた。
新曲が出来ればまっさきに聞いてもらいたいのは彼で、彼の方も新曲が出来ればまっさきに僕に聞かせてくれた。

2年ぐらいはそんな日々が続いたが、僕が就職して神戸に移り住むことになって、少しずつ一緒に歌う機会が減った。
それでも、他の歌仲間との距離が少しずつ遠のいていく中にあって、彼との距離だけは一定以上には離れなかった。
時には神戸に歌いに来てくれて、僕も堺に歌いに行った。

だけど、僕が東京に来て、彼が和歌山に移り住んで、一緒に歌う機会はほとんどなくなってしまった。
僕は音楽よりも写真を撮ることに熱中し、曲を作るペースが極端に減った。
しかし、彼はマイペースで曲を作り続けた。

今日ポストに届いたのは、宮古島に移り住んだ別の歌仲間の家で録音された、彼の新曲。
曲も、声も、そこに流れる気も、当時と全く同じで安心する。
今は顔を合わせるのは年に1度あるかないかだが、手描きのCDジャケットの絵を見ながら、いつか大阪に戻った時にまた一緒に歌うだろうな、と想像し、確信する。

宮古島で描かれたであろうそのジャケットには、海の向こうにかかる虹に向かって、点々と小さな、そしてまっすぐな足跡が続いている。




  1. 2007/03/22(木) 22:20:56|
  2. Zeiss Ikon Biogon 35mm ZM
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日常風景を再発見する

毎日通る道を、再発見することの楽しみ。
カメラを持つことで簡単に体験できる喜び。
冬の残りを追いかけてみる。

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大塚
  1. 2007/03/21(水) 22:38:25|
  2. CONTAX G2 Biogon 28mm
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煙突と街の年齢

行く当てもなくとりあえず電車に乗った日。
代々木駅で降りて方向感覚を失わせる路地を歩く。

何度も同じ場所を通る。
そのたびに違ったものを見る。
路地の隙間からスリット上に見える景色には、新宿の高層ビル、銭湯の煙突。
どちらも地図を持たない歩行者にとっては重要なランドマークであることに変わりないが、レンズを向けるのは後者の方だ。

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年齢を重ねるごとに人の顔にも皺が刻まれ、歴史が表出してくる。
街にも年齢があるとすれば、煙突にはその歴史が十分に表出しているように思う。

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街の歴史はそこに住む人の歴史でもある。
ここに住む人たちそれぞれが小さな、そして大きな物語を持って生きている。
街はその全てを飲み込んで受け入れている。

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この街はどんな風に老い、そして新しい生へと受け継がれていくのだろう?


代々木
  1. 2007/03/20(火) 08:51:38|
  2. Zeiss Ikon Biogon 35mm ZM
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都心の静寂

喧騒の中にある、少しの静寂。



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代々木
  1. 2007/03/19(月) 22:37:38|
  2. Zeiss Ikon Biogon 35mm ZM
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雨上がりの二度会った日(3)

雨が上がって雲が晴れてくると、の青さが深くなってきた。
まるで大切なものを包んでいたベールがゆっくりと取り去られるかのように。



青山付近は近代的な建築が多いせいか、どことなくヨーロッパを感じさせる間がある。
建物のファサード(表面)や道のペイブメント(舗装)の質や色が変わると、反射する光の色も変わる。
だからヨーロッパの並みにはヨーロッパの光があふれている。

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雨上がりで気温が低く、気が澄んでいたせいもあって、この日の写真にはヨーロッパの光が写りこんでいるようだ。

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青山


しかしが青い。
見事なまでのツァイスブルー。
この3日間でアップした写真は全て同じ1本のポジフィルムに入っていた。
現像から上がってきたフィルムをライトボックスで見たときの感動といったら、、、。
デジタルの作り出す絵もきれいだなぁ、と思いつつ、この感動があるからフィルムがやめられないでいる。


CONTAX時代のツァイスレンズとコシナのZMツァイスレンズを比べて、コシナの方が少しだけあっさり目の描写をするのかなぁ、と思っていたら、今回撮った写真を見てその印象は覆された。
CONTAX時代のレンズはどんな場面でも濃厚な発色をするが、コシナのZMレンズは光に忠実に反応するように思う。
この日のは本当に青かったので真っ青なになった。
少し青が浅いかな、という日の空は、期待するほどの青にはならず、見たままの印象に近い素直な描写をすることが多い。
いずれにしても、作るメーカーが違っていても同じようにツァイスブルーがきっちりと表現されることに、ツァイスの底力を見たような気がする。

  1. 2007/03/18(日) 23:46:41|
  2. Zeiss Ikon Biogon 35mm ZM
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雨上がりが二度あった日(2)

雨が降ってきたので地下鉄に乗った。
地下鉄を降りて地上に出てみると青が広がっていた。



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青山


  1. 2007/03/17(土) 22:26:21|
  2. Zeiss Ikon Biogon 35mm ZM
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雨上がりが二度あった日

雨上がりが二度あった日。
二度目の雨上がりのには、なんだかご褒美のような青が広がっていた。



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青山
  1. 2007/03/16(金) 23:19:00|
  2. Zeiss Ikon Biogon 35mm ZM
  3. | トラックバック:0
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坂の街と一期一会

四谷付近を気の向くままに歩いていると、方向感覚がなくなってくる。
車があまり入ってこず、細い路地をつなぎ合わせるように歩いていると迷子になるようなを、僕は良いだと勝手に思い込んでいる。
道に迷い、新鮮な発見ができるというのは、生活者ではないものにのみ与えられた特権だ。

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坂の多いである。
坂の多いというのはどことなくヨーロッパの雰囲気に近いものを感じることがよくある。
そんなことを思いながら歩いていると、学生の頃にパリに行った時のことを思い出した。

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モンパルナスは坂ので、その小高い丘の上にサクレクレールという寺院がある。
そこまでの道を、半ば迷いながら上って行くことに楽しみを覚えていた僕達は、適当な道を選びながら歩いた。
しばらく歩くと、ばったりとおじいさんに出くわした。
おじいさんは親切に「サクレクレール?」と聞いてきてくれて、寺院までの道筋を教えてくれた。
そして寺院にたどり着くにはその道以外にないという。

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あまり地図を見なくても適当にたどり着けるだろうと高をくくっていた僕達だったが、教えてもらった通りの道を進み、寺院に到着してから地図を見ると、おじいさんの言うとおりであったことに驚いた。
他の道は一見寺院に続くように見えるが、結局もとの場所に戻らなくてはならない道ばかりだったのだ。

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しばらく住宅を歩いていると、前から何かの楽器を肩にかけた女性が歩いてきた。
静かな住宅街で、車も通らない道。
一瞬目が合い、すれ違う。
少しだけ歩いて「何の楽器なんだろう?」と振り向いた。
驚いたことに全く同時にその女性もこちらを振り向いていた。



ドラマなら何かが始まりそうな場面だが、現実はそんなにドラマチックではない。
何事もなかったかのようにお互い反対の方向に歩き出した。
おそらくこの先一生出会うことのない、一瞬の出会い。

そしてそのすぐ近くでは、この先ずっと寄り添って行くであろう一生の出会い。
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一期一会。

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四谷
  1. 2007/03/15(木) 21:17:26|
  2. OLYMPUS OM-1 ZUIKO 50mm
  3. | トラックバック:1
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変わるものと変わらないものと

よく晴れた日。
OM-1にモノクロフィルムを詰めて出かけた。
普段と違う方向に歩きたくて、吹上稲荷神社の境内を通る道を選択する。

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神社に立て看板が掲げてあり、補修の協議を行っているとのこと。
目の前で大正湯という古く立派な銭湯が壊されていく様を目の当たりにしているため、こういう立て看板を見るとどきりとする。

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特別大きいわけでもなく、観光地として有名でもないこうした神社は、生活にしっかりと関係付けられていて、その空間が必要とされていることが多い。
普段ひっそりとしているこの神社も、お祭りの時はにぎやかになる。
取り壊し、などということはないと思うが、末永く残っていて欲しいものだと願った。

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天気が良く春の陽気のせいか、民家の軒先で咲いている梅の花が目に留まる。
青空をバックに満開の梅を撮りたくなった。
軒先に立派な梅の木がある家、というのは幸せな家のように思えてくる。

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細く曲がった路地を抜けると大通りに出る。
この大通りに面して、路地の入り口にあった2階建ての長屋は、昨年の秋頃に取り壊された。
この通りがマンションの立ち並ぶ大通りへと変貌するのも時間の問題だろう。

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地下鉄に乗って四谷近辺に向かう。
地下鉄というのは車窓からの景色が見られなくてあまり好きではない。
人を観察すればよい、という考えもあるのだろうが、長続きしたためしがない。
人に興味がないわけではないのだが、視界がすぐに思考によって遮られてしまうのだ。

--------------

四谷近辺は都心部のわりに落ち着いていて、古い家が多い。
ということは相対的に取り壊されていく家も多い、ということになる。
神社の補修協議の立て看板を見たせいか、この日は普段以上に空地や取り壊し寸前の家々が気にかかった。

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やはり家というのは人が住んでいて、生活が外ににじみ出ている方がよい。
そしてはそういう家々で構成されている方がよい。

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ふと気づくと、ここにも軒先に梅の花の咲く家がある。
たとえ住む人が変わっても、たとえ家が取り壊されても、そこに根付いた木々は出来る限り長く生き延びて欲しい、と少しセンチメンタルな願いとともにシャッターを切った。

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護国寺、四谷
  1. 2007/03/14(水) 22:03:21|
  2. OLYMPUS OM-1 ZUIKO 50mm
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

歩道橋

歩道橋があまり好きではなかった。
車優先のづくり、道作りを象徴するかのように、歩行者が虐げられている気がするから。
ただ、このところ少し見方が変わってきた。

歩道橋に登ると少し高い視点が得られてを俯瞰できる。
ビルなどの建物からだと窓ガラスがあるのでなんとなくとの距離感があるのだが、の中に入り込んだ感覚のままを俯瞰できる場所、と考えると他に得がたい空間なのだ。

それと、都会のど真ん中にあって案外静かなスペースであることも重要な要素だ。
そもそも歩行者しか通れない場所、というのは静かであることが多く、そういう場所を僕はどうも好む傾向があるので、「歩行者専用スペース」と捉えるとなんだか好きな場所になってきた。

人の多い場所を散歩して疲れたら、歩道橋に登って車のヘッドライトを川の流れに見立てて眺めるのも悪くない。

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青山
  1. 2007/03/13(火) 22:38:35|
  2. ROLLEIFLEX 3.5F Planar
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これからはじまる

これからはじまる生活と



これからはじまる命の季節。

happanoinochi.jpg


大塚


  1. 2007/03/12(月) 23:13:30|
  2. Zeiss Ikon Planar 50mm ZM
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  4. | コメント:3

老舗カメラ屋さんの気概とライカⅢf

先日ライカⅢfで撮ったネガの空の部分に、平行に筋が入ることに気づいた。
全コマに入っている様子なので、現像ムラではないし、レンズを変えても入るのでレンズのせいでもない。
購入した銀座の某カメラ店に持ち込み、状況を説明して預かってもらった。

どうやらシャッターが原因らしい。
調整で治るとのことで費用も安く済みそうだったので調整をお願いした。



ところが今日引き取りに行ってみると、調整できる範囲を超えていたらしく、シャッター幕を交換したという。
とすると修理費用はそれなりに高額になるはずだが、伝票を見ると、「特別価格」と書かれており、当初調整をお願いした時の価格よりは若干高いものの、シャッター幕そのものの費用よりも安い金額が書かれている。
多少固めになってきていた巻上げも、驚くほどスムーズになっている。

kousaten1.jpg

このカメラ屋さんは、以前シャッタースピードの調整をお願いした際も、保証期間を過ぎていたのにもかかわらず無料で調整してくれた。
今回は、こちらが見積もり金額を聞いて調整をお願いしているため、その金額以上は請求できないと判断したのだろうが、それであれば一旦連絡して再度見積もり、判断を仰ぐこともできたはずだ。

「うちで売ったカメラですから、ちゃんと使ってもらいたいんです。」

これが銀座の老舗カメラ屋さんの気概なのだろうと思った。
決して安い買い物ではないし、それを使ってたくさんの大切で幸せな場面を記録するのだから、購入したお店にこういった気構えがあるのは、とてもうれしいことだ。
ライカそのものの価値に加え、このカメラ屋さんで買えたことに対する喜びも付加されて、ますますⅢfが好きになった。



大塚


  1. 2007/03/11(日) 23:54:12|
  2. Zeiss Ikon Planar 50mm ZM
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:5

青空に梅

見上げると、咲き乱れる梅。
暖かい陽射しが心地よい。
ローライフレックスで覗くと、もっと幸せな場面になった。


目白台
  1. 2007/03/10(土) 21:46:01|
  2. ROLLEIFLEX 3.5F Planar
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

沈丁花

咲き誇る、という言葉が似合う。
これからの季節色々なが咲き乱れることになる。
春はざわめきの季節。


大塚
  1. 2007/03/10(土) 21:30:36|
  2. ROLLEIFLEX 3.5F Planar
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

見えすぎないことを評価する

人間の目というのもつくづく都合よくできているものだと思う。
あまり細密に写っていない写真を見ると、何か特別なものが写りこんでいるように感じてしまう。



CONTAX T2が発売されたのが1990年。
発売から既に16年以上が経っている。
発売された当時はよく写るとされたレンズの解像度も、最新のレンズに比べると随分甘い。
周辺光量も落ちる。

T2tenkei002.jpg

しかしそのことがかえって写真に力を与えているように思う。

T2tenkei004.jpg

まるでライカを語っている人のようだな、、、。

T2tenkei003.jpg

世の中どんどん「見える」方向に向かっているので、たまには「見えない」ことを評価してみたくなったのだ。

T2tenkei006.jpg

この光には何かが宿っている。
、、、ように見えるのは思い込みだろうか、、、。



大塚


  1. 2007/03/09(金) 22:09:11|
  2. CONTAX T2
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

その先に

その先に何を見ているのだろう?



目白台
  1. 2007/03/08(木) 23:07:39|
  2. ROLLEIFLEX 3.5F Planar
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:6

静かな時間

静かなの静かな時間。


squarewomitsukeru2.jpg

大塚
  1. 2007/03/08(木) 00:02:13|
  2. CONTAX G2 Biogon 28mm
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2

写真集を買いすぎた。

中古カメラ市で何も買わなかった反動か、この2,3週間で写真集を買いすぎている。

Willam Eggleston
 
5 X 7
エグルストンも有名な人だとは知らずに古本屋で買った写真集から好きになった。
言葉では言い表せないが何か惹かれる、そんな写真が多くてANCIENT AND MODERN、William Eggleston's Guide、2 1/4の三冊を持っている。

その中で、今回買った5 X 7は一番好きな写真集になった。
大判で撮られた写真は何度でも見たくなるほど生々しく、大判で撮られたというわりには動きが止まっていない。
ナイトクラブで撮られた写真は、背景が暗く沈んで主要被写体が浮かび上がっている。
すごく惹かれると思ったら、普段僕がの中で好んで撮る写真と同じ構造だということに気づいた。
どうりで好きな写真なわけだ。
途中にカラーが挟まったりするところもよく出来ている写真集だな、と思う。

Garry Winogrand
 
Winogrand: Figments from the Real World
ウィノグランドの作品をテーマごとにまとめて構成された写真集
初期の作品の方が惹かれる作品が多い。
少し散漫な気はするが、全体を俯瞰するのには最適だと思う。

Lee Friedlander
  Friedlander
この値段でこのボリュームはかなりお得。
こちらもウィノグランド同様展覧会に合わせて刊行された総集編的写真集ながら、圧倒的にこちらの方が良いと感じる。
点数と大きさなのか、フリードランダーの方が好みに合っているだけなのか、、、。
ハッセルのSWCで建築物を撮ったシリーズがものすごくかっこよくて、食い入るように何度も見ている。

  Lee Friedlander: Self Portrait
有名なセルフポートレートのシリーズ。
東京都写真美術館の「光と影」展でプリントを見てから気になっていた。
撮影者と同化したような感覚になって、画面の中にぐいぐい引き込まれる。

Catherine Opie
  Chicago (American Cities)
大判で撮られたアメリカの夜のの写真。
写真集自体はとても小さいのだが、大判で撮られただけに緻密な感じがあって細部をじっくり見てしまう。

Arthur Elgort
  Camera Crazy
カメラを手にした人の写真ばかりで構成された写真集。カメラ好きは絶対楽しめる。
この人自らが相当なカメラ好きで、カメラと一緒に食事をしていると言う(笑)
ほぼ全ての写真に解説が付いていて、その英語も簡単なのでとても楽しめる。

Seiichi Fruya
  Memoires 1995
買ったのはドイツ語版。
Memoires 1983を読んだ後に見ると、いろいろと考えてしまう。
奥さんがなくなったのが1985年。
その転機となった年(だと古屋さんが考えているの)が1983年。
だから写真に付されている撮影年と撮影場所が大きく意味を持って、それを読むだけで様々な物語を想像させられる。

以前エプサイトでトークショーに参加した時に見た写真、Memoires 1983にも入っている写真などで構成されているが、特に印象に残ったのは途中にあるカラーのポートレート。
普通の顔をしているのに何故か人間の苦悩や葛藤が表れているように見える。
少年や少女ですら。
カラーだからなのか、古屋さんのことを知っていてそういう風に見てしまうからなのか、とにかくこのポートレートに衝撃を受けた。

鬼海弘雄
  東京夢譚―labyrinthos
鬼海さんの新刊。
東京のをハッセルで淡々と撮った写真と、文章で構成されている。
鬼海さんの文章は、「ぺるそな」の普及版に収録されているものを読んでから大好きになった。
今回買った写真集も、半分は文章が読みたかったから買ったようなものだ。
もちろん写真も鬼海さんらしい、静寂の時間を感じられる、優れたものではあるのだが。


これだけ一気に買ってしまうと、本棚に入りきらない、、、。



恵比寿
  1. 2007/03/07(水) 23:44:33|
  2. Nikon F3 Planar 50mm ZF
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