日々の空

気の向くままに写真を撮り、思いつくまま文章を綴った日々の泡の記録。

真四角真正面

天気のいい冬の朝、久しぶりにローライにポジを詰めて出かけた。
正方形のフォーマットは、と真剣に対峙する姿勢を求める。

それぞれの時間の中で、が動いている。


rolleinomachi3.jpg

rolleinomachi1.jpg

大塚
  1. 2007/02/28(水) 23:09:28|
  2. ROLLEIFLEX 3.5F Planar
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映画「JAZZ SEEN」を観る

ウィリアム・クラクストンのドキュメンタリー映画「JAZZ SEEN」を観る。
といっても劇場公開はとっくに終わっているのでDVDで。



大好きなミュージシャンが惜しげもなく出てくる出てくる、、、。
ちょっとだけだがベン・ハーパーも出ていた。
彼が大好きなのだが、実は彼のアルバムのジャケット写真などもクラクストンは撮っていた。
Jazzだけではなかったのだ。

内容は、ドキュメンタリー映画にしてはよく作られていて全く飽きさせない。
撮影シーンや有名な写真なども満載。

印象的だったのは、彼もやはり人間に対する愛が人一倍強い、ということ。
ポートレートを撮る人たちに共通する、人間の尊厳に対する敬意と愛情を持っている。
アラーキーも鬼海さんも、ハービーさんも有元さんも、皆さんに共通している。
クラクストンという人のことなど全く知らなかった時に写真集を買っていたのは、そういう部分をなんとなく感じたからなのだろう。

まだ写真に興味を持ち始めて間もない頃、古本屋で色んな写真集を手にとってさんざん悩んだ挙句購入した写真集が、後で調べるとブレッソンだった、というのを思い出した。
予備知識も言語による説明もない状況で選び取られる写真というのは、やはり自分の感性と共感する何かが宿っているのだろうな、、、、。



2006 天王寺
  1. 2007/02/28(水) 00:52:24|
  2. Ricoh GR1v
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Self and Cat



大塚
  1. 2007/02/27(火) 21:38:28|
  2. Ricoh GR1v
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Display

季節や時間によって刻々と移り変わることが、の魅力。


護国寺


やはりこういう光に反応してしまう。
非常にモノクロ的な光景だと思う。


先日から自分で現像を始めて、初めて35mm×3本を現像したうちの1本より。
某量販店経由で有名な某現像所に出すのと比較して、、、、と分析したいところだが、まだまだデータが足りなくて何とも言えない。
少なくとも悪くなっていない、と思うのは自分で現像したフィルムに愛着があるからだろうか。
処理自体もそうだが、そういう意味でも現像と料理は似ているな、と思う。
  1. 2007/02/27(火) 21:25:51|
  2. OLYMPUS OM-1 ZUIKO 50mm
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かたすみの花

毎朝ここの前を通る。
幸せな気分になる。

machinohanaelmar.jpg

大塚
  1. 2007/02/26(月) 23:03:21|
  2. Zeiss Ikon Elmar 5cm 2.8
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愛しい風景

街を歩いていて愛しい風景に出会うことがある。
その家に住む人を知っているわけでもないし、見慣れた風景というわけでもない。
光や音によってふと呼び寄せられるような感覚で、気づいたらファインダーを覗いているのだ。


この日歩いていて出会った風景には、まるで幸せを照らし出すかのように光がさしていた。


大塚


  1. 2007/02/26(月) 22:13:24|
  2. Zeiss Ikon Elmar 5cm 2.8
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Photo meets Jazz

ライカ銀座店の2階ギャラリーへ、ウィリアム・クラクストンの写真展を見に行く。
http://www.leica-camera.us/culture/galeries/gallery_tokyo/

ジャズと写真が好きならば、この人の写真を知らない人はいないだろう。
有名なジャズミュージシャンのジャケット写真やレコーディング時のくつろいでいる写真など、どこかで目にしたことのある写真がとても多い。

もう記憶にないぐらい昔に、Taschenの「Jazz Seen」というハードカバーの大きい写真集を買った。
ジャズミュージシャンだけでなくブルースの巨人の写真もあって、ブルースもジャズも大好きな僕にとっては宝物。
何度も何度も繰り返し見ているうちにずいぶんくたびれてきたが、どうやら今は手に入りにくいらしい。
写真集というのは、本当に出会った時に欲しいと思ったら少し高くても手に入れておくものだと思う。


今日見てきた写真展は、それほど枚数が多いわけでもなく規模も小さいが、内容は濃い。
あまり宣伝されていないのか、ライカ好きにジャズファンが少ないのか、会期が長いからなのか、全く誰もいない空間で一人じっくりと見ることができた。

展示されている写真のオリジナルプリントは20万円台~120万円台まで。
やはり有名なイメージで、写真としていいと感じるものは値段も高い。
レコードやCDのジャケットにも使われている有名なもののオリジナルを所有できる喜びには変えがたい、というところか。

最近刊行された同じくTachenの巨大な写真集が置いてあり、2万円ちょっとだったように思うが、それと同じ内容のものにオリジナルプリント4枚の付いたものが15万円だという。
William Claxton: Jazzlife
さすがに1枚20万円以上のオリジナルプリントが4枚ついてこの値段にはならないので、本人以外のプリンターが焼いたものに本人がサインするのだろうとは思うが、それでもかなり心が動かされる。
その4枚のプリントの中にスタン・ゲッツ若い頃の写真があるのも魅力的だ。
ジャズミュージシャンの中で1,2を争うぐらいゲッツが好きなのだ。

15万円といえばちょっとしたカメラが買えてしまう値段だ。
「出会った時に買っておくべきだ」と言いつつ写真集の内容自体は既に持っているものと重複しているし、気軽に買える値段ではない。
カメラを買うべきか、写真集を買うべきか、さてどうしよう?



701
  1. 2007/02/25(日) 20:44:08|
  2. CONTAX RXII Planar 50mm
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梅に鶯

「昨日の雨のおかげで、今日は午前中を中心に青空が青くなるでしょう」というのが自分なりの天気予報。
昨日寝る前にそんなことを考えながら寝たら、今朝は7時に目が覚めた。
我ながらある意味特技だと思える。

空を見るとやはり青空の色がクリアで心地よい。
朝食もそこそこにカラーポジをローライフレックスに詰めて家を出る。
午前中早い時間のおかげで、静かだが生活を感じられる光景に出くわす。
旅に出た時も朝食前の散歩が好きだ。
日常の静かなひと時を感じられるから。


今日もいつものように目的地は決めるものの道筋は決めない。
アバウトに、感覚任せで歩いていくと、魅力的な路地を見つける。
方向感覚を失うことが心地よいのを知っているから、あえてそちらに迷い込む。

そうこうしているうちに、とある路地で見事に咲き誇る梅を見つける。
向こうから白髪の初老のおじさんが歩いてくる。
梅の木の辺りですれ違う。
ちょうどその時、梅の木に2羽の鶯が舞い降りた。
しばらく梅の木の枝から枝に飛び移る姿を眺め、鶯の羽の美しさに見とれていると、初老のおじさんも同じように鶯を眺めていることに気づいた。

ume1.jpg

おじさんと目が合った。
「写真、撮られたらどうですか?」
ローライを見て、にこやかに言う。
「そうですね。」
おもむろに構える。
ファインダーを覗く。
すると、梅の木で遊ぶことに飽きたのか、鶯は飛び去った。
「行ってしまいましたね。」
そう言いながらおじさんの顔を見る。
おじさんも無言のまま笑顔だ。

ume2.jpg

を歩いていると、出会いがたくさんある。
それは人との出会いであったり、猫との出会いであったり、時には光との出会いもあるかもしれない。
僕はその全てを写真に撮ることはできないのだけれど、カメラを持ってに出ることで確実にそういう出会いは増えているのだと思う。

明日もそんな出会いを求めてに出よう。
すがすがしい青空だといいな。
  1. 2007/02/24(土) 23:58:01|
  2. OLYMPUS OM-1 ZUIKO 50mm
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露出計の壊れたOM-1とネパールの湿度

パリ、イタリアに旅行した時は、T2一台だけを持っていった。
ネパールに行った時は、T2に加えてOM-1を持っていった。
まだ学生でお金がなく、ファインダーに腐食の見られるOM-1を安く手に入れていたからだ。
ファインダーの腐食はOM-1の持病らしい。

OM-1を買ったのは、小さく軽い一眼レフで、追針式の露出計を内蔵していたから。
初めて使ったカメラが父親のミノルタSRT-101で、このカメラは追針式の露出計が付いていて直感的に露出オーバー/アンダーを把握しやすかった。
その影響もあってか、追針式の露出計にこだわりがあった。

KICX4345.jpg

ネパールの旅も半ばを過ぎた頃、露出計が突如動かなくなった。
電池を抜いて入れてみたり、予備の電池に入れ替えたりしてみたものの動かない。
しかしまだ旅は続く。
どうしたものかと思案した結果、T2を露出計代わりに使うことを思いついた。
T2の測光範囲がスポット測光に近い、ということもそれまでの使用経験から把握していた。
以来シャッターを押さないのにT2のファインダーを覗き、絞りとシャッタースピードを読み取ってはOM-1で設定する、というなんともまどろっこしい操作を繰り返した。

T2で撮ればいい、という話もあるのだが、Zuiko50mmF1.4のボケと、開放でのふわっとした描写が必要だった。
ネパールの空気はいつも霧がかかったように湿っていて、そこにいる人たちも時間もその湿度を宿しているかのようにゆっくりと流れていたからだ。

KICX4352.jpg

結局旅から帰ってきても露出計を修理する気になれず、今も僕のOM-1の露出計は壊れたままだ。
しかしその動かない露出計を見るたび、ネパールでの撮影の瞬間の気持ちやその場のにおい、雑踏に混じった時の音などを思い出す。
そういう旅の思い出があってもいいのではないだろうか。

KICX4353.jpg

しばらく使っていなかったOM-1だが、ワークショップ2Bに参加して感度分の16を覚えてからまた頻繁に使うようになった。
やはり小さく軽いのが魅力だ。

同じような大きさのFM3Aと比較して、スペックや信頼性は完全に負けているのだが、なんとも言えない優しさがある。
一眼レフ特有のミラーショックが、エアーダンパーのおかげでとてもやわらかいことに起因しているのかもしれないが、そういうフィーリングというのは撮影時にとても重要だ。
もう1点このカメラを使っていて優れていると思う点は、絞りとシャッタースピードの設定が同軸上にあること。
だから感覚的に絞りとシャッタースピードの関係を把握できたり、被写界深度を考慮して同じ光の量で設定をスライドさせることができる。

こんなに使いやすく魅力的なカメラが、今ではとても安い値段で手に入る。
だからといって新しいOM-1を買う気にはならない。
僕にはネパールの湿度も一緒に閉じ込められているような、このOM-1でないとダメなのだ。

OM-1yotuya.jpg

OM-1 Zuiko50mmF1.4
四谷
  1. 2007/02/23(金) 22:34:16|
  2. 撮影機材
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空に向かってシャッターを

新宿で働き出してもうすぐ2年。
二度目の冬がもうすぐ終わる。
東京に来る前に抱いていたイメージと違ったところは、予想以上に冬が青かったこと。
ほとんどの人はそのことに気づいていないのかもしれない。

写真を撮ることで毎日のの色の変化にも敏感になる。
ビジネスマンがたくさん行き来する平日の昼休み、一人に向かってシャッターを押している人なんて見たことないもんな、、、。

taiyouhemukau.jpg

新宿


以前のエントリーでもGR1vで太陽に向かってシャッターを押している。
肉眼では見えない太陽が映し出されるのが好きだから。
GR1vで撮ると、偶然なのかそういうカメラだからなのか、本当にきれいな太陽が写る。
あいにくGR-Dは持ち合わせていないが、デジタルになっても同じように写るのだろうか?
  1. 2007/02/22(木) 22:45:03|
  2. Ricoh GR1v
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美しいグレーとレンズの解像度

モノクロのフィルムを詰めると、街の中には意外と美しいグレーがたくさんあることに気づく。
カラーポジフィルムを詰めると空の青さに敏感になるのと同じように。



池袋



こういう空間を撮るのは、高解像度のレンズの方が良い。
その場にいてじっくり見ることができないディテールをあとでゆっくり見る、という楽しみを味わえるから。
昨日のエントリーに書いたように、ビオゴン35mmZMはとても解像度の高いレンズだ、との印象を持っている。
アップした写真はリサイズしているので、この大きさで詳細な比較はできないが、スキャンした元画像はもっと解像感が高い。
大きく伸ばしてみても良い写真だと思う。

しかしこの倉庫(兼作業場?)、これだけのものを集めるのにどのぐらい時間がかかったんだろう?

  1. 2007/02/21(水) 23:37:42|
  2. Zeiss Ikon Biogon 35mm ZM
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中古カメラ市で漂流者さん達と出会う

仕事終わりで銀座へ。
今日から中古カメラ市が開催されている。
残り時間もあまりないのに、同じように仕事帰りのサラリーマンが多いのか、かなりの人がいる。

そんな中、レンズを真剣に見入っている漂流者さんろくろくさんを発見。
声をかけると、「600万のカメラは見てきた?」と聞かれる。
なんのことやらさっぱりわからずよくよく聞いてみると、ワークショップの19期の人が出したと言うカメラが、銀一ブースにあると言う。
さっそく行ってみると、ガラスケースの一番上、塗装がはげて地金の真鍮が浮き出たライカMPが、まるで美術館か博物館の陳列品のように鎮座している。
そういえばさっき通った時に見た記憶があったが、値段は見ていなかった。
正確には6,090,000円。
隣にあるM4(?)は1,500,000円。
もしかするとさっき通った時は値段を見ていたのに0を一つ少なくカウントしていたのでは?という疑念さえ沸いてくる。

こんなカメラで写真を撮る人はいるのだろうか?
松井やイチローが1打席あたり数百万円だ、などと計算する人がいるが、これではまさに1枚数千円~数万円の写真が撮れてしまう。
こんな値段のつく”道具”を作ってしまったライカは、やはり恐るべしである。

その後漂流者さん達と再度合流し、地下鉄の駅までご一緒させていただく。
誰一人何も買わなかったようだ。
しかし中古カメラ市は月曜まで。
漂流者さんも僕も”気になる”レベルのものはあった。
果たして会期が終了するまで何も買わずにいられるのだろうか、、、。




大塚
  1. 2007/02/21(水) 23:15:39|
  2. Ricoh GR1v
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レンズの世界

久々にバルナックライカでお散歩。

Ⅲfにエルマー3.5という組み合わせは、これ以上ないぐらいにコンパクト。
それでいて絞りもシャッタースピードもマニュアルで合わせられるから、自分の思い通りの絵作りができる。
ライカの中では比較的手に入れやすい値段なのも魅力。



このところビオゴン35mmの高解像度の写真を見ていたせいか、とてもやわらかく感じる。
これがライカのレンズの味、というものなのか、、、。

3felmar352.jpg

そういえばこのエルマー3.5でモノクロは初めてだったような気がする。
そしてそのフィルムを自分で現像したので、他のレンズとの厳密な比較はできないが、とても良い感じだ。

3felmar353.jpg



解像度は低いが、妙にモノの質感が良く出るレンズ
普通に考えれば、解像度が高い方が質感もよく表現できそうに思うのだが、、、、
レンズの世界はほんとに奥が深いなぁ。


大塚


 

  1. 2007/02/20(火) 22:09:05|
  2. Leica IIIf Elmar 5cm 3.5
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江古田の空

昨日は2Bのグループ展の最終日にお邪魔した。
4フロアあってそれぞれ個性的で、じっくり見ているととても疲れる。
疲れるということは、それだけレベルの高い作品が多い、ということである。
いい作品は見る側にもパワーを要求するのだ。

次は自分達の番。
先日2Bにお邪魔して師匠に写真を見てもらい、なんとなく方向性を決めてきた。
今日の写真はその時に撮ったの写真。

開催は9月。
開催までには江古田に何度も通うことになる。
9月のはいったいどんな風に見えるんだろう?



ekodanosora2.jpg

ekodanosora3.jpg

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ekodanosora8.jpg

ekodanosora9.jpg

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江古田


  1. 2007/02/19(月) 23:09:57|
  2. Ricoh GR1v
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街への視線

と対峙する時の視線は、撮影者のスタンスそのもの。

僕の写真には、画面の中のどこかに消失点(無限遠の点)が入っているものが多い。
歩く時の視線そのものを、自然な形で写真に撮るとそういう写真になるからだ。

ここ最近撮った写真を眺めていると、そういう自然なスタンスでの写真とは別に、ある共通点を持った写真があることに気づいた。
これまでのスタンスとは少し違って、を物語の舞台装置として捉えようと考えている時の写真だ。


消失点がないということは、視界の逃げ道がない、ということ。
それは写真の中に写っているコトに意識が集中する、ということ。

交差点、マンション、窓、親子、子供、洗濯物、、、、

は、物語を喚起する要素の集積で成立している。

sisennosaki2.jpg
工事現場は、そのこと自体が既に物語を有している。

sisennosaki3.jpg
その風景が成立するまでの時間を写し取るということ。

sisennosaki4.jpg
工事現場の中と、その向こうの現在のとを対比させるということ。

sisennosaki5.jpg


その先に何があるのか見えないというのは、人生と同じではないか。


池袋、雑司ヶ谷
  1. 2007/02/19(月) 00:41:13|
  2. Zeiss Ikon Biogon 35mm ZM
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詩的な自転車

で見かける自転車に、何故か哀愁を感じる。



monokurojitensya1.jpg

大塚、雑司ヶ谷


  1. 2007/02/18(日) 23:01:05|
  2. Zeiss Ikon Biogon 35mm ZM
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姉弟

僕には姉がいる。
自慢できるほど仲の良い姉弟ではないが、幼い頃から不安になった時に頼れる存在がいる、というのは、やはり大きなことなのだと思う。

kyodai2.jpg

幼い頃、姉弟喧嘩をすると母親が
「世の中にはね~、姉弟と呼べる人はね~、あんたらしかおらんねんよ~」
と、とても遅い口調で、諭すように話してくれた。
その口調にそれまで喧嘩していた僕と姉は、なんだかばかばかしくなって喧嘩をやめてしまう。
我が家では母親がぼけ役で、口調そのものがぼけとして成立していたから、僕も姉も喧嘩をしていても突っ込まずにはいられなかったのだ。

kyodai3.jpg

それにしても、母親の言葉は重い。
自分の子供が喧嘩をして喜ぶ母親はいないだろう。
喧嘩などせず仲良くやって欲しい、という願いが込められた言葉なのだと思う。

僕も姉も、口調に突っ込むことを契機に喧嘩をやめていたが、幼心に母親のその思いを汲み取っていたのかもしれない。



随分大きくなった今でも、母親の言葉が口調とともにはっきりと思い出される。
少しはいろんなことを考えられるような年齢になってきたから、母親の思いをしっかりうけとめて、仲の良い姉弟でいたいと思う。

  1. 2007/02/17(土) 23:40:27|
  2. Zeiss Ikon Biogon 35mm ZM
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青い冬の日(5)

青い冬の日の翌日は、やはり青い冬の日だった。
雲が出て情感たっぷりになったに向かって、シャッターを。
そしてまた普通の一日が始まる。

32.

ベランダに出る。
きんと冷えた気に身が引き締まる。
は今日も広い。

33.
afhimg033.jpg
雲の散らばり具合が良い。
などと詩的なことを思いながら、一日の始まりのひと時を過ごす。

34.
afhimg034.jpg
みんなが眠い目をこすっている頃、はこんなにすばらしい表情を見せてくれている。


35.
afhimg035.jpg
昨日夕陽が沈んだ西のは、どこまでも続いている。

36.
afhimg036.jpg
に雲。
いつまででも見ていられる。

37.
afhimg037.jpg
やはりラストシーンは青空に雲。

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晴れた日は出かける前に空を見る。
その日の空が青くなりそうかどうかを判断するために。

この日はいい空気だったので、T2にポジを詰めた。
ちょうど24時間で1本、37枚を撮り終え、その全てをアップ。
フィルムで撮ると1本あたりの枚数が制限されるため、撮る瞬間に既にそれなりの決断をして風景を掬い取っていることになる。
通常はそこにさらにセレクトが入り、公開にいたるのだが、たまには自分の見た順番に、風景を掬い取った瞬間の選択を重視するのも良い。

改めて見てみると、青い写真が多い。
現像上がりのポジをライトボックスで見た時の感動は、やはり青い写真の割合が多いほど大きい。
よく考えてみると、青空の写真に魅せられ、ツァイスのレンズを使うようになったのはT2で撮った空の青があまりにも美しかったからだ。
そういう意味では、今回アップしたフィルムは僕の原点と言えるような写真がたくさん詰まっているように思う。

それから、縦位置の写真が多かったり、気になったところを何度も撮っていたり、やはり自分の写真を何度も繰り返し見るのはそれなりに刺激になる。
自分の写真に教えられることが多いのは、写真という表現手段の特性か。

また気が向いたらやってみたいと思う。

  1. 2007/02/16(金) 22:50:55|
  2. CONTAX T2
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青い冬の日(4)

新宿~代々木にかけてのエリアは、とても静かで古いだ。
ビジネスマンが歩いているかと思えば、おばあさんや子供がいたりする。
都会のど真ん中の不思議な空間。

21.

眩しい光に向かってシャッターを。
フレアが出るぐらいの方が何かが宿った感じがして、良い。

22.
afhimg022.jpg
上り坂を太陽に向かって歩くおばあさん。
人生を感じる。

23.
afhimg023.jpg
太陽とは反対の空が、一番青い。

24.
afhimg024.jpg
人工建造物も青空の下では美しく思える。
このビルを作った人も、みんな一生懸命だったはずだ。

25.
afhimg025.jpg
都会の公園はまるで動物園のようだ。

26.
afhimg026.jpg
動物園の向こうに巨大モニュメントと冬木を見る。

27.
afhimg027.jpg
巨大モニュメントに近づく。

28.
afhimg028.jpg
今度は別の動物園から別のモニュメントを。

29.
afhimg029.jpg
少しずつ新宿宇宙へ。

30.
afhimg030.jpg
どれだけ多くの人がこの中で笑い、怒り、泣いているのだろう?

31.
afhimg031.jpg
きっとあの光っている部屋にいる人は、笑っているに違いない。
  1. 2007/02/15(木) 23:05:08|
  2. CONTAX T2
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青い冬の日(3)

空があまりにも青いので、昼食もそこそこに新宿のを歩いた。

13.
afhimg013.jpg
新宿宇宙。

14.
afhimg014.jpg
空をつかもうとしている。

15.
afhimg015.jpg
この人はこれから愛しい人のところに向かおうとしている。
と勝手に物語を作ってみる。

16.
afhimg016.jpg
高層ビルの裏側が好きだ。
ビルの裏側に哀愁を感じるから。
そして空を覗き穴から見ているような感覚を持てるから。

17.
afhimg017.jpg
葉を落とした木とビルの壁。
名コンビ。

18.
afhimg018.jpg
この電線はどこまで続くのだろう?

19.
afhimg019.jpg
を歩いていると、ふと近景を撮りたくなることがある。

20.
afhimg020.jpg
そしてまた新宿宇宙。
  1. 2007/02/14(水) 23:11:56|
  2. CONTAX T2
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青い冬の日(2)

家から最寄り駅までは徒歩3分だが、この冬は青空を長く見ていたくて、別の路線の駅まで15分歩いている。
この10分間に見る光は、僕をとても幸せにしてくれる。

6.

壁影芸術。
冬の影は優しい。
それは冬の光が優しいからだ。

7.
afhimg007.jpg
ここで何年この光を浴びてきたのだろう?
穏やかなお店には穏やかな光が射すようにできているのだ、と思い込むことにしている。

8.
afhimg008.jpg
命をつなぐLine。
用から生まれた風景は、棚田のようにいずれ美しい風景だと思える日が来るのだろうか?

9.
afhimg009.jpg
細い道、上り坂。
そこに人生を感じる。

10.
afhimg010.jpg
光の射す場所ではなく、射さない方を写したいと思った。

11.
afhimg011.jpg
ここにの全てが写っている。
ような気がする。

12.
afhimg012.jpg
吸い込まれるような感覚を持てる、というのは良いだ。





  1. 2007/02/14(水) 00:04:42|
  2. CONTAX T2
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青い冬の日(1)

ある冬の日。
久々にT2にポジフィルムを詰めて、青い冬を撮った。
上がってきたポジは大半が気持ちの良い青で、その日一日の気が詰め込まれていた。

1.

家を出てすぐに見上げた
葉のない木がに模様を描く。

2.
afhimg002.jpg
自分の住んでいるマンションと、その隣のマンションと。
今度はマンションにも抽象画を描いてみる。

3.
afhimg003.jpg
の隙間と濃い影と。
冬の日を象徴する1枚。

4.
afhimg004.jpg
駅までの道で毎日見る家。
この時間、いつもいい光が当たっている。
こういう家に住んでいる人は、きっと幸せなんだろう、と勝手に想像する。

5.afhimg005.jpg
屋上でを眺められることは、この上ない贅沢だと思う。



  1. 2007/02/13(火) 00:15:33|
  2. CONTAX T2
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グループ展搬入を手伝う

今日は明日から始まる2Bのグループ展の搬入日。
といっても自分が作品を出すわけではなく、15期、16期、有志岩好きメンバー、有志モンゴル隊、の4グループそれぞれのグループ展。
渋谷のギャラリー・ルデコ(http://home.att.ne.jp/gamma/ledeco/index.html)の4フロアを使って、同時期に開催。
2階:15期→http://home.att.ne.jp/gamma/ledeco/g2.html
3階:16期→http://home.att.ne.jp/gamma/ledeco/g3.html
5階:岩写真→http://home.att.ne.jp/gamma/ledeco/g5.html
6階:モンゴル→http://home.att.ne.jp/gamma/ledeco/g6.html

自分の作品を出すわけでもなく、頼まれたわけでもないのに手伝いのため搬入に参加。
監修の渡部さん曰く、「大人の文化祭」なるグループ展の、一番面白い日が搬入日だという。
13時から始まった搬入作業が終了したのは18時ごろで、終了した時には何ともいえない充実感が。

搬入に参加すると、誰よりも早く作品を見られる。
そしてそれ以上に自分にとって大きいのは、作品を撮られた方のことがなんとなくわかること。
その人がどんな人なのかを少しだけでもわかった上で作品を見るのと、全く知らずに見るのとでは、随分と印象が違う。



展示された作品は、それぞれ個性的で、妥協がない。
だから見ていて飽きない。

毎回面白いと思うのは、撮影したカメラやフィルム、出力の印画紙やプリント用紙を明示していること。
カメラが好きな人なら、そういう意味でも楽しめる。

お時間のある方は是非どうぞ。

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以前17期(僕が参加していた期)のグループ展の日程を、7月半ばとお知らせしていましたが、諸般の事情により9月になりました。
場所もルデコになるかどうかわからないので、詳細が決まり次第また連絡します。




  1. 2007/02/12(月) 23:27:27|
  2. Zeiss Ikon Biogon 35mm ZM
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夕暮れ時間

写真と写真の間に流れる時間。
そこに物語がある。



yugurejikan2.jpg

yugurejikan3.jpg

yugurejikan4.jpg

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701


  1. 2007/02/11(日) 21:19:05|
  2. CONTAX RXII Planar 50mm
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  4. | コメント:0

鬼海 弘雄さんビューイング

2Bにて、鬼海 弘雄さんのビューイングに参加。
2Bに来ていただいて、普段目にすることのできないプリントを見せていただくのだ。
その際に、参加者は参加費用を払う。
そのことによって普段聞けないことも聞けるし、写真家は答えなければならない。
(→http://www2.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=178978&log=20070206

鬼海さんのINDIAという写真集の印刷原稿プリントを直接見て、それについて鬼海さんに直接いろいろと話を聞くことができる、とても貴重な機会だ。
原稿プリントなので、ページ数が振ってある。
それがとても生々しい。

大きな机に並べられたプリントを、順番に見ていく。
質問する人がいて、鬼海さんが答える。
途中から鬼海さんが少しずつ饒舌になって、写真を撮ることについて、本質的な話をされた。

『INDIA』も、『ぺるそな』も、すべて
「人間がもっと人間らしいと思えるところ」
を撮りたい、という信念の元に撮られている。
「その人が持っているものを、もっといいものであると認められるように撮ってあげたい。
人間が人間として認められることはとても気持ちのいいことである。
その人の持っているものよりも悪く写っていたら、見る側の思考もそこで止まってしまう。」

インドも浅草(『ぺるそな』は浅草で撮られている)も、色々な人がいて、それが排除されない場所だ。
「人間の森の深さが深い。
いろんな種類がある方が生き物にも人にもいい。」
そういう意味でインドも浅草も同じなのだ。

根底に流れる、人間の尊厳に対する思いは、アラーキーやハービー山口さん、有元伸也さんと共通すると感じた。
アプローチの違いはあっても、そういう人たちの撮る人の写真が魅力的なのは、きっと本質的な部分が似ているからなんだと思う。
今日話を聞いていて、その中でも鬼海さんは特にストイックな人だと思った。

「写真は、絵や文学のように長い時間の訓練が必要ではなく、撮ろうと思えば誰にでもすぐ撮れる。
だからこそ、撮ることに真剣になり、撮る前に徹底的に考えなければならない。
写真を撮っている時間以外の時間に何を考えているのかが、写真ににじみ出ていないと、写真家としてはダメなんだ。」

まっすぐで、とても深いところを常にしっかりと見つめている、と思った。




ZeissIkon Biogon35mm ZM
池袋










  1. 2007/02/10(土) 23:51:39|
  2. Workshop 2B
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一生懸命

一生懸命、生きている。



代々木


まだまだ空間はあるから、のんびりがんばれ。

  1. 2007/02/09(金) 23:17:36|
  2. Zeiss Ikon Biogon 35mm ZM
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ドラマチック

失敗しても良い、そんな軽い気持ちで撮った写真の方が、時にはドラマチックだったりする。



大塚


考えてみると、写真を撮るという行為は、偶然の連続。
そして生きていることも偶然の連続。

だから写真を撮ることと生きることはとても近いことなんだと思う。
  1. 2007/02/08(木) 23:48:58|
  2. ROLLEIFLEX 3.5F Planar
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初フィルム現像

初めてフィルムを自分で現像してみた。
失敗してもいいように、と思って撮った近所の写真には、日常の光がたくさん写っていた。



大塚


フィルム現像はプリントと違って、象が浮かび上がってくるところも見られないし、温度管理も厳密に行わなければならないので、敷居が高いわりには面白くないんじゃないかなぁ、、、、と思っていた。
ただ、ここ最近のフィルム消費量が半端じゃなく、現像代もばかにならなくなってきたことと、いつも出している現像所への取次窓口である大手量販店の対応にいまいち納得ができなくなってきていたので、思い切って道具を一式揃えた。
ある程度高い道具を買ってしまうと、後戻りが出来なくなる。

フィルム現像は、一度失敗してしまうと元に戻すことが出来ない不可逆の反応である。
だから初めての現像は緊張した。
ドキドキしながらもなんとか終了し、現像タンクを開けてフィルムを見てみると、ほんの数分前まで真っ黒だったはずのフィルムに、透き通る部分と黒い部分が現れていた。

想像していたより感動した。
ほんとに奥が深い世界だと思う。

  1. 2007/02/07(水) 23:49:14|
  2. ROLLEIFLEX 3.5F Planar
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  4. | コメント:6

藍の世界

敬愛する元上司、元先輩と吉祥寺で飲む。
前の会社で入社以来最もお世話になった人たち。

仕事の話、趣味の話、人生の話、たわいもないネタ話、、、、、
全てが楽しい瞬間で彩られている。


元上司は、僕の写真を好きだと言ってくれる。
の写真の「藍の世界」が好きだと言う。
人それぞれ原風景があり、いいと感じるものも違うので、それを認めた上で、「藍の世界」なのだという。
の色にとてもこだわりがあり、長年追い求めてきているので、その部分を好きになってもらえる事は、何よりもうれしい。



ブログを始めてそれなりに時間が経ち、自分自身の写真が変化していくこともよくわかり、それも写真の一つの楽しみ方なのだと思うが、やはり根底に流れるものは崩れたりはしない。
それが僕にとってはの写真なのかもしれない。

ainosekai1.jpg

モノクロの写真の美しさにも惹かれ、今年はモノクロだと思いつつも、こういう写真が好きで好きでたまらない自分がいたりもする。

それは、”ぶれ”なのか、”成長”なのか、”迷い”なのか、、、、

それも1年後には答えが見えているかもしれない。

ainosekai2.jpg

ただ1つ、写真を真剣に撮りはじめてから決めていることがある。
人を不快にさせるような写真は撮らない、ということだ。
学生の頃に旅したネパールで、心に誓ったことだ。

ainosekai3.jpg

そういう意味で、僕が撮る写真は全て「肯定」した風景なのだ。
僕が美しいと感じ、すばらしいと思い、伝えたいと願った瞬間なのだ。

ainosekai5.jpg

この日のを僕は美しいと思い、を美しく照らしているように見えた。


こんな日の写真が撮れたことに、そしてこの日の写真をアップしようと思わせてくれた元上司に感謝を込めて、、、。
  1. 2007/02/06(火) 23:59:07|
  2. Zeiss Ikon Biogon 35mm ZM
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  4. | コメント:2

街のきらきら

がきらきらと輝く、この時間帯が好きだ。
太陽に向かってシャッターを押そうとすると眩しくて眉間に皺を作ることになるが、心は穏やかに微笑んでいる。

kirakira1.jpg

kirakira2.jpg

kirakira3.jpg

新宿
  1. 2007/02/05(月) 20:56:11|
  2. Zeiss Ikon Biogon 35mm ZM
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写真と音楽と植物をこよなく愛する東京在住の大阪人です。
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