日々の空

気の向くままに写真を撮り、思いつくまま文章を綴った日々の泡の記録。

ロックンロールの神様に捧ぐ

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青山葬儀所にて「青山ロックンロールショー」に参列。

世代で言うとRCサクセションが最も活動を活発にしていた時期とはずれているため、本当に初期の初期からのファンにはかなわないけれど、やはり僕自身も影響を受けているので、ショックは大きい。
堺の路上で歌っていた頃、商店街の人通りが少なくなると、何箇所かで歌っていた歌仲間が集まることがあった。
「雨上がりの夜空に」は誰もが歌え、誰もが演奏できる曲で、初めて会ったミュージシャン同士が一瞬で通じ合える共通言語でもあった。
今はすっかり有名になったコブクロの小渕君と一緒に歌って、警察を呼ばれたこともあった。
遠い昔のことのようだけれど、昨日のことのようでもある。

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訃報を聞いてから、せっかくだからと古いCDを聞いてみたのだけれど、数曲聴いているうちにだんだんと寂しくなってきてやめてしまった。
心のどこかでまだ受け入れたくないという思いが強いようだ。

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東京にいるのだから行かないと後で後悔すると思った。
たくさんの人が集まり、遺影が掲げられた場所に身を投じることにより初めて、もういなくなったことを受け入れられるような気がした。
清志郎さんの遺志に合わせて明るい感じの葬儀になると聞いていた。
だからそんなに重くならずに参加できるだろうと思っていた。

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会場に入るとライブ音源が流されていて、「青山ロックンロールショーへようこそ!」なんてアナウンスも流れている。
まったくもって告別式やお葬式のような感じがしない。

ところが、遺作となったOh!RADIOや代表曲トランジスタラジオ、スローバラードなんかが流れてくると、周りに涙をこらえきれない人がたくさんになった。
思わず絶句して、涙をこらえるのに必死になる。
全然「明るい感じ」じゃないじゃないか、、、。
そりゃそうだよな、みんなそれぞれに大切な思い出や感謝の気持ちがたくさん詰まってるんだもんな、、、。

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献花台の前では一輪ずつ花が配られ、それぞれが思い思いの言葉を投げかけている。
主を失った愛用の品々が、静かにその言葉を聞いている。
少しずつ失ったものの大きさが現実のものとして重みを持ち始める。

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僕らは明日からまた普通の生活を送ることになるのだけれど、今はまだその歌声を冷静に聴くことはできなさそうだ。
  1. 2009/05/09(土) 22:02:22|
  2. OLYMPUS E-420 ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm
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今日という一日

朝、目覚めてベランダより空を眺める。
昨日の雨のおかげで街の埃は洗い落とされ、光が透き通ってきらきらしている。
しばらく眺めていると、手足の先が芯から冷たくなってくる。
本格的な冬が来たことを実感する。

昼、部屋に閉じこもって窓から差し込む光を眺める。
この部屋では、冬場の窓際は植物のための特等席。
オレンジの混じる光に浸される、緑の葉っぱ。
緑の葉っぱを透過した光に浸される、古いギター。
部屋の片隅は平和の王国。

体を温めるためにギターを弾き、歌を歌う。
たとえ真冬の夜の路上でも、歌ってさえいれば心も体も暖かい。
それが平和の王国のある部屋であれば、なおさらだ。

黄昏時、部屋を出て、山手線の窓から太陽と雲。
傾いた太陽と黄金色の雲は、どこで見ても誰と見ても幸せな取り合わせ。
新宿にてタワーレコード。
お目当てのCDは在庫切れだったけれど、とても優しいピアノソロのアルバムに出会う。
今日はこの1枚で十分な気がして引き上げ、新宿の街を歩く。

夕刻、しばらく行っていなかったカフェに久しぶりに顔を出す。
一年ぶりぐらいに見る店員さんが、以前と見違えるほど大人っぽくなっていて驚く。
のんびり過ごす一日も、必死で働く一日も、全ての人に等価に時間は積み重なる。
一日の積み重ねが一年になり、十年になり、小さな変化の積み重ねはやがて大きな変化となる。
今日という一日は、十年後の僕にどんな影響を与えているのだろう。


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  1. 2009/01/10(土) 23:54:57|
  2. OLYMPUS E-420 ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm
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旅の途中

1年数ヶ月ぶりに友人に会った。

元気にやっているだろうと思って昨年あまり連絡を取らなかったのだけれど、年賀状メールを送ったら予想に反して昨年いろいろあったようで、少し疲れた様子に思えた。
とにかく話を聞いてあげようと思って会ってみると、思いのほか元気だったので安心した。
つらいことが起きてからの時間が、ある程度痛みを消化させたのかもしれない。
「心配して損したよ。」
などと冗談を言いながら、本当は損などしていないことはわかっていた。
その笑顔を見ていると、こちらも元気になるのを感じていたから。


頻繁に連絡を取らなくてもどこかで繋がっているように感じられる友人が、東京にも増えてきた。
東京にいるのは旅の途中だという感覚が、少しずつ薄れ始めている。


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  1. 2009/01/07(水) 23:09:26|
  2. OLYMPUS E-420 ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm
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空のこと

やっぱり空が好き。
青い空も好きだけど、モノクロの空も好き。
モノクロの空の場合は雲が重要。

以前から経験則的に感じていたのだけれど、やはり東京の空と大阪(関西)の空は違う。
雲の漂う高さや形に違いがある。
東京では、はっきりと形の見える雲が低い位置にたくさん流れる空をあまり見ないが、今回帰省して大阪にいた一週間のうちの5,6日はそんな空だった。
新幹線に乗っていても西に向かうと少しずつ低い位置に雲が流れるようになる。
まあ東京と大阪では東西に随分離れているので、気圧配置によってそれぞれに典型的な大気の状態があるのも当然といえば当然なのだが。

東京の空を見る時、その魅力は空の青さにある。
光の当たるビルとのコントラストで、新宿の高層ビル街などを歩く時に見える空の青さは本当に美しい。
大阪で見る空はそのコントラストが雲との間にできているのかもしれない。
どちらの空も写真に撮るとより魅力が増すように思う。

空のことを考えるといつまでも思考が止まらない。


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山中渓
  1. 2009/01/06(火) 23:58:05|
  2. OLYMPUS E-420 ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm
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蝋梅

この時期庭先に咲いている花は貴重だ。
蝋梅もその一つ。

実家の庭に昔からあるように思うが、以前はそれほど気にならなかった。
下向きに咲く小さな花は、どちらかというと地味な存在だからだろうか。

しかしこのところその良さが少しずつ見えてきて、好きな花の一つになった。
以前にも書いたけれど、年齢と共に好きなものが増えていくのはすばらしいことだと思う。

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山中渓
  1. 2009/01/05(月) 23:44:38|
  2. OLYMPUS E-420 ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm
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Author:Swing75
写真と音楽と植物をこよなく愛する東京在住の大阪人です。
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