日々の空

気の向くままに写真を撮り、思いつくまま文章を綴った日々の泡の記録。

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マンションでも時には

台風が直撃するとのことで、早めに帰宅。
結果的にはそれほど強い雨風には合わず。

帰宅した際に、エレベーターで同じマンションに住む若い親子と一緒になった。
若い父親と目が大きく人見知りするおとなしい女の子の親子だ。
実はマンションの下見の際にもこの女の子には会っていて、まっすぐな目がとても印象的だったことを覚えている。
引っ越してきた当初から、挨拶を交わすことも多く、顔なじみになっていたので世間話を少し。
エレベーターを降りる少し前になって、お父さんが
「実は今日この子の弟が生まれたんです」と。
とっさに「おめでとうございます!!」としか言えなかったが、なんとも幸せな気分にさせてくれた。
きっと弟もまっすぐな目をした可愛らしい子どもになるのだろう。

マンションのような集合住宅はとかく無機質なイメージで語られがちだが、どんよりとしたこんな天気に気分を明るくさせてくれるような出来事も、時には降ってくるものなのだ。

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  1. 2012/06/19(火) 23:31:17|
  2. Ricoh GR Digital IV
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休息のような季節

名古屋から遅い時間に帰ってきた。
新大阪から梅田駅、梅田駅での乗り換え、いずれも金曜の夜とあってかなりの人の量だ。
そういえば名古屋で乗った地下鉄は真昼にも関わらず相当な混雑度合いだった。

前から歩いて来る人の量が圧倒的に多く、歩きづらい。
酔っ払った人、放心したような目をした人、輪になって立ち話をしている人、座り込んでいる人、家路を急ぐ人、涙が流れるのを気にもとめず真っすぐ前を見つめ歩く人、、、、。
みんなどこに帰るんだろうな?
帰ったら誰かが待っているのかな?
そんなことを思いながらみんなと反対の方向に歩く。
さっきまでのストレスが少し和らぐ。

最寄り駅を降りると、橋の袂に複数の若いカップル。
心地良い風に吹かれてそれぞれの世界。
終電の時間を気にしているのか、いないのか。

桜が川面に咲き誇る姿を写していたのはついこの間。
暑い夏までのつかの間の休息のような季節。

12052501.jpg
  1. 2012/05/25(金) 23:28:12|
  2. Sony α NEX-5 M-ROKKOR 40mm
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街は留まることを知らず

久々に神楽坂方面に歩こうと決め、部屋を出た。
思いのほか日差しが強く、少し季節が巻き戻されたみたいだ。

見慣れた道も季節に合わせて小さな変化を見せている。
家の前に置かれた植物が咲き、葉を落とし、差し込む光の角度が変わり、空の青が深くなり。
そうした小さな変化とは別に、積み重ねられた時間が劇的な変化を迎える場所もある。

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家の近所にはあと10年、いや5年以内に消え行くであろう路地が多数存在する。
階段路地などはこの先もあまり大きな変化を遂げることなく存在し続けるだろうが、平坦な場所の路地で周囲に大通りがある場所、駅に近い場所は遅かれ早かれ区画整理の対象になるだろう。
育まれた風景がまっさらになることは、街が生きていく上では避けられないことだが、積み重ねられた時間の蓄積までがクリアされることには、一抹の寂しさを感じずにはいられない。

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東京の片隅に残る江戸や昭和を感じながら歩ける幸せを感じながら、いつか消えてしまうであろう路地に向かってシャッターを切る。
空はまだ明るいのに薄暗い空間に、懐かしさと愛しさを覚える。
いつも思うことだけれど、幼い頃にこういう路地で育ったわけでもないのに心惹かれるのは、空間自体が心地よさや魅力を発しているからなのだろう。
その魅力の成分はおそらくそこで育まれた、人が人の速度で生活した時間の蓄積。

10110603.jpg

路地を抜けた所にあった二階建ての古い長屋は、既に取り壊されている。
ブルーシートを背景にして繁茂する植物は、その建物の建築史的価値など知る由もない。
どこからともなく現れた一匹の薮蚊が、シャッターを押す僕の指に止まろうとしている。
世界は僕たちの感傷とは別の次元で、健全に回り続けている。

10110604.jpg

護国寺方面に歩きながら見上げる空に、ほんのり色づいた欅。
この風景はいつから繰り返され、この先いつまで続いて行くのだろう。
  1. 2010/11/06(土) 22:19:25|
  2. Leica X1
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We know each other so much.

4月末でN.Yに帰ってしまうJohnさんに、日本で過ごした時間とつたない英語を真摯に聞いてくれたお礼がしたくて、先日来プレゼントを渡すタイミングをうかがっていた。
ところがなかなか会う機会がなく、このままではうまく機会が作れないと思い、昨日の夜「渡したいものがある」とメール。
「実は僕も渡したいものがあるんだ。ちょうどよかった。」との返事。
ちょうど奥さんが日本に来ていて銀座を案内しているところだから、と15時にライカギャラリーの近くのカフェで待ち合わせ。

実はプレゼントというのは有元さんのプリント。
有元さんに頼んで出発までに間に合うようにプリントしてもらっていたのだ。
Johnさんが自ら選んだプリントからはもれたけれど「あと一枚買うならあの写真だ」、という一枚をそれとなく聞き出していたので、前回Johnさんが買ったのと同じ大きさで、同じ場所にサインを入れてもらって焼いてもらっていた。
決して安いものではないけれど、Jhonさんも喜び、有元さんも喜び、そして僕自身も喜べるプレゼントはこれ以外に思いつかなかった。


カフェで落ち合い、世間話もそこそこに、さっそくプリントを手渡す。
「信じられない!」ととても喜んでくれた。
さっそく奥さんにプリントの技術や構図、撮られた時の状況を説明しながらいかにすばらしいかを説明している。
奥さんにも気に入ってもらえたようで、大成功。

と、今度はJohnさんから「プレゼントだ。」と渡されたのはスタバの紙袋。
以前うちに来た時にコーヒーを淹れてあげたから、コーヒーグッズか何かだろうと思って覗いてみると、緩衝材に包まれた小さく黒い物体が、、、。
コーヒーグッズではなく、なんとレンズが入っていた。

MINOLTA M-ROKKOR 40mm F2.0。

このレンズは、前回Johnさんと銀座に来た時にJohnさん自身が買ったものだ。
「このレンズはJohnさん自身が欲しかったものでは、、、?!」
「君も探していたって言ってたから。とても良いレンズだよ。」

そういえばJohnさんが買った時に、「コンパクトな40mmのレンズを探していたので、もしJohnさんが買わなかったら僕が買ってたかもしれない」と言ったことを思い出した。
僕がJohnさんからどのプリントが好きかを聞き出そうとしたように、Johnさんも僕の言ったことを覚えてくれていたのだ、、、。


こういう時に感じる喜びは、もらったものの金銭的価値など軽く飛び越えてしまう。
そして心に深く刻み込まれる。
そんな気持ちを英語ではなんと言うのだろう?
とっさには出てこなくてもどかしい思いをしたけれど、簡単な英語に最大限気持ちをこめて、精一杯感謝の気持ちを伝えた。

きっとJohnさんならわかってくれるだろう。
僕たちはお互いのことをとてもよく知っているのだから。


09041801.jpg
  1. 2009/04/18(土) 23:59:55|
  2. CONTAX i4R
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また一つ銭湯が

久々に池袋まで歩いた。
以前よく歩いていた道を歩いていると、ぎゅっと詰まったような街にぽかりと穴が開いたような空間。
「講評分譲中」の広告が虚しくはためく。
ここはかつて古い銭湯があった場所だ。

門構えが立派で、密集地にある銭湯らしく常に人が出入りしていた記憶がある。
今その名残は空地の向こうに見えるレンガ塀のみとなってしまった。

銭湯をはさんだ向かいの家の玄関先に座り、ぼんやりと空地を眺めるおじいさんがいる。
きっと毎日のように利用していたのだろうと勝手な想像をしてしまうけれど、おじいさんの表情を見ているとあながち間違った想像ではないだろうと思えてくる。
あまりに切ない光景に映るのは、自分がセンチメンタル過ぎるからだろうか。
毎日のように眺めていた思い入れのある銭湯が目の前で突然消え去った経験を持つので、その喪失感は容易に想像できる。
僕が毎日のように眺めていたのはたったの2年の間だったけれど、おじいさんは一体何年間、目の前の銭湯と時間を共にしてきたのだろう?


少し先には黄昏の光に照らされた桜。
この桜もまた、銭湯のなくなった空地をぼんやりと眺めているようだった。


09040701.jpg
池袋
  1. 2009/04/07(火) 22:25:06|
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写真と音楽と植物をこよなく愛する東京在住の大阪人です。
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