日々の空

気の向くままに写真を撮り、思いつくまま文章を綴った日々の泡の記録。

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藤原新也写真展「沖ノ島」

藤原新也の写真展「沖ノ島」を見に。

トークショーの整理券は開店と同時に並ばなければ入手できないのではないか、という予想の通り、開店と同時に年配の方たちが必至で8階の整理券配布場所まで走っていく。
杖を突いているおじいさんは弾き飛ばされるような状況で、直前で「ここまでです」と言われる始末。
自分はなんとか確保できたので、本当におじいさんが入れないなら譲ろうと思い、最後まで見守っていたら、ぎりぎり最後の1枚が配布された。
この手のイベントはいつも重たい気分にさせられてしまう。

写真展の内容自体は相当力が入っている印象で、巨大なプリントの前にたたずむと、その場にいる雰囲気を感じられるというか、場の空気に飲み込まれる感覚を覚える。
カメラは当然デジタルではあるものの、あいまいさや揺らぎのようなものが含まれているせいか、写真に湿度を感じる。

沖ノ島が世界遺産に登録されて、藤原新也という写真家ではなく沖ノ島の写真を見に来た人も多いのではないかと思う。
そのせいか人がずっと絶えず、なかなかじっくり見ることができない時間帯もあった。

震災以降藤原さんと個人的に会話をすることも多く、かれこれ6年以上のおつきあいになるのであまり気負わずお話することができるのだが、こういう会場に行くたびに「長年のファンです」という人が緊張の面持ちで藤原さんに話しかけにくるのを見て、自分も6年前はそうだったんだなぁ、と懐かしい気分になる。
今回も会場にいらした藤原さんとしばし歓談。
トークショー終了後も比較的ゆっくりとお話することができ、その際にはこちらの個人的なことも気にかけえくださっていて、そりゃファンや信者も増えるよな、と思った次第。










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  1. 2017/07/30(日) 23:04:03|
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喜多村みか写真展「meta」を見に。

喜多村みか写真展「meta」を見に。

喜多村さんの写真は写真新世紀展で見て以来ずっと気になっていて、東京にいた頃の個展、京都で行われた個展等機会があれば必ず行くようにしている。
写真集も出て少しずつ写真家としての喜多村さんが見えてきたように思うが、まだまだ若い写真家なのでこれからどういう風になっていくのだろう、と期待半分不安半分で見ているようなところがある。

今回の写真展は少なくとも現時点でそんな不安は完全に払拭されるような内容で、しっかりと芯の部分が繋がっているように感じた。
ステートメントを読んで何故かここ最近の渡部さとるさんの写真展や奥山敦志さんの弁造さんの写真なんかを思い出し、シンクロ。
時代なのかたまたまなのか、自分の感性にヒットする流れがつながってきたような感覚。

ポートレートだけで構成された写真展は、どこか懐かしく、どこか突き放されたような不思議な感覚をもつ写真ばかりで妙に居心地が悪い。
居心地が悪い、というのは非常に良い意味で使っている言葉で、ポートレートで心地良い写真展なんてたんなるポスター写真になってしまいそうなので、その逆、という意味。

喜多村さんの距離感や被写体との接し方なのか、表情が素であったり不機嫌そうであったり、なかなかこういう写真は撮れるもんじゃないな、と思える写真ばかり。
それらポートレートに写る人たちを見ていると、撮っている側の喜多村さんが見えてくるような気がした。
というのも写真新世紀展で見たTwo sights pastで被写体として写っている喜多村さん自身の表情に近いものを感じた〜だ。
そしてその当時から実は大きく写真や被写体に向きあう姿勢が変わっていないのだろうな、ということがよくわかった。

これは写真家として非常に重要なことで、鬼海さんと以前お話した際に「川の流れのようにつながっていなくてはならない」と再三言われていたことを思い出す。

欲を言えばもう少し枚数が観たかったなぁ、と思ったが、これからもしばらく続けるシリーズになりそうとのことで、楽しみを先に取っておくこととする。

これからの活躍がますます期待できる展示だった。


  1. 2017/02/04(土) 21:45:37|
  2. Ricoh GR Digital IV
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ZEN Photo Garallyにて有元伸也写真展「TOKYO CIRCULATION」

ZEN Photo Garallyにて有元伸也写真展「TOKYO CIRCULATION」を見る。

TPPG以外の展示は、先日の入江泰吉記念奈良市写真美術館での展示以来となるが、よく考えてみると2回連続でのTPPG外の展示。
今回は六本木の駅すぐ近くという立地に、有元さんの新宿の写真がどう映るのか?というのがとても楽しみだった。

特に事前に連絡していなかったにもかかわらず、運よく有元さんが在廊されていて、いろいろとお話を伺った。
特に今回同タイトルの写真集が発売され、予約注文で既に手にしていたので、その構成の話や印刷の話等、かなり細部にわたってお話を伺うことができた。

写真集に関して言うと、”待望の”といった感じで待ち望んでいた。
ずいぶん以前からもし作るならしっかりとした作りで、版の大きいものを、という希望をお聞きしていて、自分としてもそうあってほしいと思っていたので、今回の写真集の仕上がりがその通りになって非常にうれしかった。
内容的には前半と後半でariphotoシリーズの前半・後半がそのままに構成されている感じだが、よく見るとレイアウトや写真の大きさ等に違いがあって、非常によく考えられている。
前半静謐でじっくりと流れる時間を楽しみ、後半いつのまにかテンポが上がって気づいたら最後まで見終えている、というような感覚。
ここまでの写真をこれだけの枚数で構成しようとすると、背後にある写真の枚数は相当なもの。
足と手と頭を使い続けて来られた結晶がここにある、といった感じ。

個人的には奥多摩の写真も新宿の写真と相まって有元さんの世界を重層的に表現するものであるので、いずれはそこを含めた壮大な写真集にまとめてほしいとの思いもあるが、現時点では既に新宿の写真だけでも十分におなか一杯。

写真集のことばかり書いてしまったが、もちろん展示も非常に良かった。
前半のシリーズは額にガラスが入っておらず、プリントが生々しく見られるし、後半のシリーズは写真集と同じように怒涛のように様々な人が都市で生きていることを実感させられる。

会期は8月3日まで。
まだ足を運ばれていない方はぜひ。

IMG_20160730_225442_e.jpg
  1. 2016/07/31(日) 22:17:57|
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入江泰吉記念奈良市写真美術館で有元伸也写真展「有元伸也写真展 チベット・草原―東京・路上」

入江泰吉記念奈良市写真美術館で、有元伸也写真展「有元伸也写真展 チベット・草原―東京・路上」を見る。

有元さんの学生時代の卒業制作から現在の東京での作品までを、ポートレートを中心に大規模に展示。
回顧展のような形になっている。
有元さんにお話を伺うと、チベットの作品や学生時代の作品の一部は、ビジュアルアーツで保管されていたらしく、今回の展示のために”再発見”された形となったようだ。

これまでずっと個別の展示は見てきているものの、ここまでの量を一気に見ることがなかったので、とてもよかった。
時系列の展示となっているのもとてもよかった。
カメラや被写体は変わっているので、パッと見た印象はそれぞれのシリーズで大きく異なるように見える。
ただ、やはり撮っている人が同じなのでどこかでつながっている。
鬼海さんが言われていた「川の流れのようにつながっていないといけない」ということを体現されているかのようだ。

チベットの作品で大きくプリントされたものもよかったし、数は少ないものの8×10の作品もよかった。
そして最近の東京の八セルのシリーズは壁一面の展示がとても合っているように感じた。


14時からはトークショー。
有元さんを挟んで、有元さんの恩師である百々俊二さんと、写真評論家の飯沢耕太郎さんがマイクを握る。
立ち見が出るほどの盛況ぶり。
始まっていきなり百々さんが「写真のところに行きましょう」と言って展示室のほうへ。
写真を見ながらエピソードや拝啓を有元さんが解説するスタイルは、非常に面白くて、聞いていて楽しかった。
百々さんは有元さんの作品がすごく好きなんだろうな、と思わせるところが多々あって、おそらく作品にまつわるエピソードも好きなんだろうと思う。
というのも、「この写真のこと話して」というような感じで有元さんに話をさせようと、うまい具合に話を振って、それを有元さんが受け取る、というやりとりが何度もあったからだ。
そのいくつかはこれまでに聞いたことがあるものもあったが、初めてのお話も多く、本当にあっという間に時間が過ぎた。

後半は着座してのトークショー。
写真はとても身体感覚が重要である、生物としての人間の強さに興味がある、60年代のアメリカの写真家に影響を受けたこともあってモノクロにしか興味がないぐらい(カラーやデジタルを否定するものではまったくないものの、興味がそこにある、というお話)、震災を機に自分がそれまでローライで撮っていた写真が暗く感じ、カメラを持ち替えた、等々聞いていて本当に飽きない時間だった。
飯澤さんの質問もさすが歴戦を重ねるだけあって、すっと聞いているようでうまく有元さんの考えを引き出す質問をされる。
三人の関係性が近いからなのか、アットホームな感じで非常に楽しい時間だった。

終了後にもじっくり作品を見て、しばらく有元さんとお話をして帰路についた。
東京や埼玉から来た人もいるようで、でも確かにその価値がある展示とトークショーだったと思う。

次回は7月に東京での展示があるらしいので、それもまた楽しみだ。



  1. 2016/03/19(土) 22:50:23|
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渡部さとる写真展「Demain」

冬青にて、渡部さんの写真展。
久々に渡部さんにお会いした。
多分以前にお会いしたのは4年以上前。
前回の個展にも行ったものの、ワークショップ終了後に在廊されるため時間が合わず、お会いできなかった。
近況報告などしながら写真の話をしたり、懐かしい名前が飛び出したり。
以前も何度も登場しているJohnさんともまだまだ交流があり、レビューサンタフェにわざわざJohnさんが来てくれた話や、香港のアートブックフェアで会う予定になっていることなどを聞くと、自分がきっかけでつながった交流がより深いものとなっていることに無上の喜びを感じる。

写真展自体はこれまでの写真も含めての展示で、年代もフォーマットもばらばら。
特に渡部さん自身が4歳の時にシャッターを押したという写真もあったりと、非常に”写真”らしい写真の展示になっていると感じた。
1999年頃の写真ですら、すでに力を持ち始めているというのは、やはり写真は過去でしかないということの、その力強さを物語っているようにも思う。
じわじわと来る写真展だ。


  1. 2016/01/09(土) 22:22:11|
  2. ROLLEIFLEX 3.5F Planar
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